2015年08月30日

none of which


またまた、ドラマ「メジャー・クライム」なんですが、どう解釈したらいいのか考えてしまったセリフ。

主人公シャロン・レイダーの別居中の夫が彼女の職場に表れて愛想を振りまくというシーン。

シャロンは、テイラー(上司になるのかな?)から夫のことを、こう評されます。
Not terrific husband, I guess. But lots of natural charm.

夫としては不合格かもしれないけれど、多くの人から愛される性格だね、みたいな感じでしょうか。
それに対してシャロン
None of which he wasted on raising children.

流れからいって、「その長所を子育てでは無駄にしている」という意味なんだろうなあと思ったのですが、だったら、none of whichではなくall of whichじゃないのかなあ?

日本語字幕を確認しても、子育てには全然役立っていない、みたいな意味になっていました。

どうして、そういう意味になり得るんだろう?直訳は「その(魅力)うちのどれも子育てには無駄になっていない」→ 「全部役に立っている」→ 「いい父親だ」ということだよなあ?

腑に落ちないでいるのですが、ひょっとして、これって、英語でよく見る皮肉ですか?おそらくそういうことですよね?正反対のことを言う皮肉、慣れないなあ・・・




posted by Monterey at 20:47| Comment(0) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月27日

native intuition


ネットニュースの見出しで「小さなスラッガー」(野球に詳しくない方のため「スラッガー」とは長距離ヒッター、強打者の意味です。野球に詳しい方の参考までに、この「小さなスラッガー」とは西武ライオンズの森友哉選手のことです)というのを目にしました。

その時ふと思いました。そういえば「小さなスラッガー」とは言うけど、。「小さいスラッガー」だと変だよなと。「小さいスラッガー」だと、ただ単に体が小さいことを指し、それは野球選手としては不利なことなので否定的意味合いを帯びてしまいます。でも、「小さなスラッガー」だと、体は小さいけれど、その欠点を補ってあまりあるプラス要素を秘めているというニュアンスが出てくる気がします。

辞書で「小さな」を調べると、「体積、容積、面積などが小である」「程度、度合などが小であるまた、年齢が低い、幼い」(小学館日本国語大辞典)とあります。

広辞苑にいたっては、単に「小さい」としか載っていません。

いずれにせよ、「小さい」と「小さな」の違いには触れていません。でも、私たちは確実に使い分けていますよね。

「小さいお店」もスラッガー同様、サイズが小さい、なのでどちらかというと否定的なニュアンス。「小さなお店」なら、小さいけど洒落ているなど、どこかしらプラス要素を含んでいそうなニュアンス。

だれに説明されなくても、感覚的に理解している、これがネイティブの直観っていうやつですよねえ。「小さいお店」と「小さなお店」どちらが正しいの?と外国人に聞かれれば、どちらも正しい。ただ、ニュアンスに違いが出ると答えなければ。そんなことを思ったネットの見出しでした。

ところで、「小さな」って品詞わかります?「小さだ」とは言えないから形容動詞ではないし・・・なんて悩んでいたら辞書に「連体詞」とありました。そうだ。そんな品詞が日本語にはありました!





posted by Monterey at 10:25| Comment(0) | 日本語あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メジャー・クライム


ドラマ「メジャー・クライム」シーズン2より

証人として法廷で証言してもらうために、アリゾナ州フェニックスからロサンゼルスに来るよう警察から要請があった男性。空港に彼を迎えに行った刑事二人(フリンとプロベンザ)。「わざわざアリゾナから来てやったんだよ」と言わんばかりに証人はこんなセリフを言う。
Thank God. The jet lag is killing me.

それに対し、フリンが
The flight from Phoenix to LA is exhausting.

フェニックスとロサンゼルスの距離感がイマイチつかめないので(隣接する州かな?)、字幕は、「アリゾナは遠いからな」と皮肉であることを下線で表示していました。

すると、証人
Tell me about it.

たしか字幕は「ホントに」だったか、そんなかんじでしたが、ここは、「言われなくても自分が一番わかってる」と自慢でもするようなセリフだと思うので、字幕も、もう一工夫あっても良かったかと。まあ、そのあとの、フリンとプロペンザのウンザリ顔で、雰囲気察してねってところなんでしょうか。

辞書ではTell me about it.を「(言われなくても)百も承知」と訳していました。

さて、この証人、裁判を前に一晩ホテルに泊まるのですが、部屋に案内されて、思っていた以上に良い部屋だったので、驚いて「ずいぶん、キバったねえ」と言うのですが、その英語が
Wow, you guys really went all out.

「全力を尽くす」というgo all outはラジオ講座でもよく出てくるし、知っているはずのフレーズなのに、早くて聞き取れませんでした(-_-;)

この生意気な証人に手を焼きながらも、とりあえず無事、ホテルに通し、役目を終えた二人は車に乗り込みます。どうもフリンの様子が普段と違うと思ったプロベンザが、どうかしたか?と心配します。実は体の調子がよろしくないというフリン。病院に行って、現在の大統領の名を聞かれ、カーターと答えたら精密検査を受けるように言われたというオチもつくんですが、この最後の英語のセリフが洒落ていました。

メモらなかったので、正確ではないのですが

If you are asked who's the president now, don't answer Jimmy Carter unless you want the full work-up.

work-upで精密検査という意味があるんですね。

他人事のように「カーターなんて言っちゃダメだよ。精密検査を受けたいなら別だけど」と言って、自分はやってしまったと暗に匂わすパターン。アメリカのドラマでよく出てくる気がする。

カーターって古さ具合がちょうどいいのかな。ブッシュやクリントンではまだ新しい感じがするし、ニクソンでは昔すぎるんだろうし。

ドラマの出だし5分くらいのシーンですが、じっくり検討すると、けっこう気になる表現が一杯でした。



posted by Monterey at 00:38| Comment(2) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月23日

「かたい」


生徒さんからWhich do you like better, salmon or trout?

という話題が出ました。

個人的に私は、鮭と鱒の味の違いってわからないんですよねえ。質問を投げかけた生徒さんご自身は鮭のほうがお好きとのことだったので、どう違いますか?と聞くと、鮭の身のほうが硬い、とのこと。この「硬い」を生徒さんはhardを使ったのだったか、toughを使ったのだったか、ちょっと覚えていないのですが、私は、どの形容詞がふさわしいだろう?と思案しました。そのうちに、会話が進んでしまったので、訂正しないままになってしまいました。

hardは違う気がします。岩のような硬さで、強く叩くと割れるかんじの硬さという印象があります。

toughは、肉が硬いときに使いますが、「硬くておいしくない」という否定的な意味合いに使われるので、生徒さんのように「硬い身の鮭のほうが好き」というのには相応しくない気がしました。

以前、「肌のはり」という意味で出てきたfirmは、果物の実が詰まっていて硬いにも使えるという話をしましたが、それはどうだろう?

などなど、考えながら最終的に辞書を開く。

研究社英和辞典に「かたい」の類語の違いが出ていました。

firm物質の構成素が緻密で強く押しても復元するfirm muscles

hard堅くて貫通・切断しにくいThis ball is as hard as a stone.

solid中身が詰まって堅いbuild a house on solid ground

tough食肉などが堅いThis steak is so tough that I can hardly cut it.

この説明からいくと、solidでしょうか。firmは押しても復元する、というニュアンスがあるのだったら、魚の身には使えないかなあ。

ちなみに私はどの魚でも、「ウェルダン」状態に火を通して、しっかり硬い身になった魚が好きです。

ところで、私は漢字の「かたい」を日本語辞書の説明から「硬い」と表記してみたのですが、研究社の説明では「堅い」を使っていました。日本語のほうもむずかしい!





posted by Monterey at 21:20| Comment(4) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月15日

否定に対する応答


はるか昔、会社勤めをしていたとき、外国の方から「お宅の会社では労働ビザを発給してくれないのか?」といった問い合わせの電話が時々かかってくることがありました。私がNoと応えると、You don't?と確認されることも度々あり、その際、ついYes.と応えてしまうことがありました。I mean, we don't.などと付け足して、誤解がないよう気を付けましたが、電話を切ってから、ああ〜、また今日もやっちゃった、と反省したものです。このときの失敗がトラウマとなり、それ以降、否定に対する応答には「間違い」を犯さなくなりました。

しかし、その後、なにかの書物で、「相手の確認に対する応答としては、What you've said is right.の意味でYesと応えることも結構あると読んだ気がします。どこで目にしたのか思い出せないのですが・・・

昨日、見たドラマ「メジャー・クライム」で、こんなやり取りがありました。

刑事1:I see lots of blood, so no drowning, I guess.

刑事2:No. Yes. Stabbed to death.

場面はプールで溺死した死体を引き上げたところ。ずいぶん、流血しているので、それが死因であり、溺死ではないという話なのですが、刑事2のNoNo, she was not drowning.のことで、Yesは、Yes, your guessing is right.ということなのだろうなあと思いました。シナリオの段階でそう書いてあったのか、アドリブでそうなったのかわかりませんが、撮り直しをしていないのですから、アドリブであったとしても、ごく自然ということですよね。

ただ、日本語ネイティブの私ならYes. No.という順番だろうなあ・・・


posted by Monterey at 11:38| Comment(6) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月02日

コーヒー


8月1日付けジャパンタイムズの記事です。

¥100 conenience-store coffee fuels Japan java sales

というタイトル。javaって(入れた)コーヒーという意味があるんですね。

ここで着目したのが、ある高校の先生の声「コンビニのコーヒーをスターバックスの4倍は飲んでいます」という部分。

もし、私がそう言いたかったら、どう言っていただろう?と思い、英作文してみました。

I drink convenience store coffee four times as much as that of Starbucks.

かなあ。ただし、ミントン氏だったかの指摘も気になる。氏は、前半でcoffee of convenience storesとしているのなら、後半にthat of Starbucksと持ってきてもいいけど、そうでないのなら、こういう文はバランスが悪いと述べておられた。

さて、ジャパンタイムズの記事では

...he drinks coffee from the shops(convenience stores) four times as often as from Starbucks Corp., ...

このfromが自分で作ろうとしたとき、出てきたかなあと、これを読んだとき思ったのでした。

その後、

When I want to have a good coffee, I escape from the school to get it at a convenience store.

となっていました。ここのa good coffee"a"も、出てきたかなあ。不可算名詞の前に形容詞がつくと、そのような種類のという意味合いが出るので、不定冠詞がつきやすいというけど、とっさに、出てくるかなあと、思ったしだいです。

同じく、記事の後半で、

Salarymen and housewives are saying that coffees at Starbucks and other chain cafes are too expensive to buy everyday

と出てくるのですが、ここのcoffeesの複数も自分で表現できるかなあ。スターバックスのコーヒーといっても、種類はたくさんありますからね。

不可算名詞を可算扱いするときは、ちょっと勇気がいります。

salarymmenは、英語としてどうなの?とも思いますが、ジャパンタイムズの読者が日本にいる外国の方や私のような英語学習日本人なので、問題ないのかな。

posted by Monterey at 21:26| Comment(4) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする