2015年10月23日

アナと雪の女王


大学の教材で「アナと雪の女王」を使っているというお話は以前したと思います。

今回、授業の下準備をしていて、2箇所ほどわからない表現に出会いました。調べてみると、ひとつは辞書にも載っている慣用表現。もう一つは・・・私の想像力も働かせて推測だけはしてみましたが・・・というものです。

その1
主人公アナが旅の友であるクリストフに案内されて森の妖精トロールに会う場面。クリストフがトロールたちに「久しぶり」と呼びかけるのですが、そのセリフが
You are a sight for sore eyes.

辞書を見ると、a sight for sore eyesで「見るもうれしいもの、目の保養《珍客・珍品など》」との説明でした。へぇ〜

その2
トロールたちに囲まれて、アナはいったいなにが始まるのかと少々不安。What's going on?
とクリストフに聞くと、彼は
I've learned to just roll with it.
と言います。字幕は(僕たちを)「歓迎しているんだよ」となっていましたが、どうして、そんな意味になるのか不思議であれこれ調べてみましたが、わかりません。このセリフをググってみると、こんな例が

1.ここの天気はまったくあてにならない。厚着をすればポカポカ陽気になるし、油断して薄着をすれば吹雪になるというような文脈で、I've learned to just roll with it and dress in lots of layers.

2.Are you guys more of the planner type like me or do you just roll with it?
プランナータイプというのが、詳細までキチンと計画を立てそれにそって行動する型の人間ということらしい。

3.ディズニー映画を解説しているブログではトロールのことをこんなふうに説明していました。(抜粋)

we realized: the trolls are just like our parents.
They tell our guests things about us that they really didn’t need to know.
They get a little too involved in our love lives.
But as Kristoff put it, we’ve learned to just roll with it.

彼らは親のような存在で、言わなくてもいいことを訪ねてきた客に言うし、こちらの私生活に鼻を突っ込んだりする。でも、クリストフが言うように、We've learned to just roll with it.

これらを総合して考えると、ありのままをそのまま受け入れるとか、受け流す、というかんじでしょうか?

roll with the punch
というのは1.(相手に打たれた時にその打撃を緩和するために)相手のパンチの方向に合わせて動く[後退する] 2.激しく逆らわないことによって不運などの衝撃を緩和する

このthe punchitにして使っているということでしょうかね。

だとすると、詮索したり、逆らったりせずに、トロールに調子を合わせておくのがいいと経験上わかったということかな。
posted by Monterey at 12:32| Comment(7) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月09日

Take me out to the nosebleeds


ニューヨーク・タイムズの国際版10月7日付け新聞にスポーツライターWill Leitch氏がTake me out to the nosebleedsというタイトルのコラムを載せていました。nosebleedにスタジアムやコンサートホールの座席で、グラウンドやステージからは遠く高い位置にある低価格で買えるシートという意味があるんですね。

このコラムが私好みの内容だったので、紹介したくなりました。(また、疑問もあったのでそこもお知恵があれば拝借したいです)

まずは筆者の子供時代の思い出から始まります。

When I was a kid, ...., my dad had a reward for me. He'd wake me up at 6 a.m. on Sunday ...We'd packed a cooler, ... and drive the two-plus hours from central Illionois to the old Busch Stadium in St. Louis.
(子供のころ、父は私にご褒美をくれた。日曜の朝6時に私を起こし、二人でクーラーボックスを車に詰め込み、2時間以上かけてイリノイ州の中央部からセント・ルイスのブッシュ・スタジアムまで車を走らせるのである)

We'dと過去の習慣を表すwouldが使われていました。

自由席のチケット(general admission ticket)は当時6ドルと手頃なものであったが、それだけに、試合開始2時間前に球場に行って列に並ばなければいけなかったのだそうです。

...it required an all-day commitment .... Only the truest fans were willing to occupy the cheapest seats. Not surprisingly we saw the same people in line every Sunday and cheered the Cardinals on with them ... We even shared binoculars.
(それは1日がかりの覚悟が必要だった。真のファンでなければ安いシートに座る気にはならない。当然、毎週日曜日同じ顔ぶれがチケットを求める列に並び、私たちは一緒にカーディナルズの応援をした。時には双眼鏡の貸し借りもした)

時は流れて、今では退職した父と試合を見るにしても、試合直前まで球場の近くのバーでビールを飲んで、それからゆっくりと球場に向かう。指定席だから場所とりのために走ることもない。

And you know what? Different people sit next to us every time. Sometimes they're even, the horror, Cubs fans.
(さらに言えば、私たちの隣には毎回違う人が座る。時には、あの恐ろしいカブスのファンが座ることもある)

カブスと言えば、ジャパンタイムズに楽しいコラムを寄せていたトーマス・ディランさんが熱狂的ファンだったチームだ!たぶんカブスの本拠地シカゴがイリノイ州だから、ブッシュ・スタジアムと近いので、登場したのだと思うけど、ひょっとして、日本の阪神ファンのようにカブスファンは暴走することで有名だったりして。

In my years as a fan, and as a sportswriter who eschews the press box at every opportunity, I've found it a far more engaging place to watch a game than down with all the fancy folks in business attire clutching tickets that were comped by whatever corporation they're in town for a meeting with. The nosebleeds are where you find the diehards, the devotees, the one who are watching even when their team is down. Especially when their team is down.
(私は、ファンとしても、また記者席をできるだけ避けたいタイプのスポーツライターとしても、試合を見るには外野自由席のほうがはるかに集中できると実感している。下の方にはビジネススーツを着た面々が陣取っており、その手には町の商取引で企業からもらった只券を手にしている。彼らの席よりはずっと集中できる。ここには、筋金入りのファンが座っていて、チームの負けが込んでいるときでも応援し続けている。いや、チームの負けが込んでいるときこそだ)

ここら辺でコラムの主題が明確になってきますね。

こういった熱心なファンの一例として、ニューヨークメッツの話が出てくるのですが、そこがよくわかりませんでした。

メッツは、新しくスタジアムを建設した2009年以来初となるプレーオフ進出を今年果たすのですが、去年までの5年間成績が低迷しており、観客数も少なかったとのこと。今年は好成績に伴ってプレーオフも多くのファンが球場に足を運ぶだろう

For the playoffs, though, Citi Field will be packed, with the most expensive tickets of the stadium's whole life span reserved for Mets fans (and others) who seemingly just noticed that Queens hosts a baseball team.

下線部がわかりません。後半は、この球場がクイーンズ地区にあるらしいので、そこにあることも今回はじめて知ったようなにわかファンということのようで

「クイーンズに野球チームの本拠地があることにも最近気づいたばかりのようなメッツファン(や敵チームファン)に高額なチケットは予約されて」という付帯状況を表すwithなのかなあと思うけど・・・

6年前に建設されたばかりなので、球場としての寿命はこの先かなり長いと思われますが、その寿命がつきるまで長きに渡って、ということ?ofの意味もわからない

外野自由席は売店(concession)やトイレの数も少なく、決して便利な席ではないけれど・・・不便な点などを数々あげつつ、コラムはこんな最後で結んでいました。

But the real stories will be in the upper deck, from the ones who were there all along. You might not get a foul ball up there. But you'll get everything else.
(しかし、本当の物語はあの高いところに位置するシートにあるはずだ。常にチームを応援してそこにいたファンの物語だ。そこは遠すぎてファールボールをキャッチすることは無理かもしれない。でも、そのほかのすべてがここにある)

素敵じゃあないですか!にわかファンも、悪くはないですよね。ブームに乗って一緒に楽しむのもいいと思います。でも、だれも振り向いてくれないときでも、熱狂的に応援しているファンっていいなあ・・・

ちょっと、下線部の訳が自信ないんですけど・・・



posted by Monterey at 00:20| Comment(2) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月06日

徒然に

最近思ったことを徒然に・・・

その1
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なぜか同じ写真が二つ出てきちゃったのですが、同じものです。

9月5日付けインターナショナル・ニューヨーク・タイムズに掲載されていた中の、上の4コマ漫画(ライナスとルーシー出演)に注目してください。

4コマ目のルーシーのセリフ
How depressed can you get?


このセリフをは、落ち込んでいる弟ライナスに向かって発していると考えるより、このyouを一般の人を表すものと考えて「人はどこまで落ち込むことができるんだろう?」と解釈するほうがオチが効きますよね。万人を表すyouを効果的に使っているなあと思いました。


2コマ目でライナスは

The world reeks of despair.

と言っています。

reekってどこかのラジオ講座で習った「臭いを発する」という意味でインプットしていました。ここは比ゆ的に何かを「発する」ということなんですね。辞書の訳語でいうと「[の]きみがある、風を帯びている」
例文としては
reek of affectationきざが鼻につく(affectationってそんな意味だったっけ)

The whole thing reeked of swindle.全体がインチキ臭かった

the world reeks of despairは「世の中全体に絶望感が漂っている」みたいなかんじでしょうか。


その2
非常勤で行っている大学で、日本人の英語の先生のクラスで英作文を集めたら、こんな英文が出てきたとのこと。

I went downtown in order to cut my hair.

それで、この英文をバイリンガルの先生に見せて、これでは、自分で自分の髪を切ったことになってしまうから、この文ではおかしいよね、と確認しました。

すると、バイリンガルの先生は、その文を口に出してみて「う〜ん・・・in order to cut my hairは言いませんねえ」とこたえました。

二人の論点がずれている気もしたので、私もこの件で気になったことを聞いてみました。

「以前、ドラマでDid you cut your hair?というセリフが出てきたのだけれど、どうも、『自分で髪切った?』という場面ではなかったので、これでも、、『髪を切ってもらった?』という意味になるのかなあと思ったんですけど、そうですか?」

すると、バイリンガルの先生は「そうですね。cut my hairhave (get) my haircutも両方使いますね」とのことでした。

そうなんだあ。cut my hairは自分で自分の髪を切ることになっちゃうから、注意してね、と学生に言ってきたけど、そうとも限らないんだなあ・・・

バイリンガルの先生はそれよりin order toのほうを指摘していました。この文脈では使わないと。ただ、どういうとき使うかと聞かれたら、すぐに適切な例文が出てこないけど・・・と。

私が想像したのは、少し硬すぎて、「髪を切るため」という文にはそぐわないのかなあという点。もっと、改まった文章内での使用に適しているのかな・・・

本日は文字の色、大きさがなぜかうまく調節できず、失礼しました。

posted by Monterey at 13:50| Comment(0) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする