2016年08月16日

問題集の疑問


ある高校で使っている英文法のサブテキストにあった疑問点です。とてもよくできたテキストで、使いやすくて好きなのですが、ほかのテキスト・問題集同様、この例文はどうなの?この問題文は違うんじゃない?という箇所は度々出てきます。そんな疑問のいくつかを提示してみます。

1.女性
...two teachers, who are female.
という問題文がありました。

NHKビジネス英語で、male/femaleという単語は名詞で使う場合は動物を表すことがほとんどで人間には使わないと聞いた記憶があります。

辞書を引いてみると、ランダム英和にはこのような説明が

woman:成人の女性を表す一般的な語
female:動物一般の性別を示し、学術・統計上の用語以外では、人に用いるのは軽蔑的

ついでながら、ladyに関しては昔の「貴婦人・淑女」のニュアンスは薄れ、単に女性に対する丁寧表現で、当人のいるところではwomanよりladyがより適切。ただし、濫用すると滑稽な含みが出てくる

とのこと。

個人的には、女性を表すときには、中立の意味合いを持つwomanを使うようにしているのですが、本人がいる場合はShe is a very smart lady.と言ったほうがいいのかあ・・・

いずれにせよ、名詞のfemaleは人間には避けたほうがよさそうですよね。

2.猫のかわいさ
その猫はかわいい、という日本文に対して、英文がThe cat is pretty.

動物や子供に対してのprettyが出てくると、cuteだろう!と違和感を持ってしまいます。

今一度、辞書を確認。

オックスフォード英英辞典
(of a person, especially a woman or child) attractive in a delicate way without being truly beautiful
ほぉ〜、「(人、特に女性または子供の)きゃしゃな魅力を指し、真の美しさは伴わない」ってことですか?

とにかく、子供にも使えるんですね。手元の複数の英和辞書でも、<女・子供が>かわいらしい、美しい、とあります。

それから<花・色などが>きれいな、というのも載っています。それは、よく耳にします。The secenry is really pretty.みたいなセリフよく聞きますから。

オックスフォード英英にも
(of a thing) pleasing to the eye or the ear
とあります。

でも、動物にはどの辞書も触れていないし、cuteのほうが自然なんじゃないかなあ・・・

3.みんな
クラスのみんなの前で話すのは大変だ、というような文。

It is not easy to speak in front of everybody in the class.

引っかかったのは、everybody

私ならall the studentsと表現するかなあ。

なぜ、everybodyに違和感を抱いたか、考えてみました。

たぶん、everybodyは単数扱いなことからも察せられるように、どの一人を取っても、というニュアンスで、全体というよりは個に重きが置かれているからかな。

英和辞書でのこの語に対する訳語は「誰もかれも、誰でも」となっている。やはり、この「クラスのみんな」の文脈にはそぐわない気がします。

考えてみれば、この場合の「みんな」は「全員、一人も欠けることがなく」という意味ではなく、「大勢」の意味なんだから、

It's not easy to speak in front of many people in the class.
とか
It's not easy to speak in front of the class.

のほうがいいのではないだろうか?

細かいことだけど、ここら辺の語感には敏感になっておきたいなあと思っています。




posted by Monterey at 13:34| Comment(0) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする