2017年09月18日

総取り


しばらく休んでいたドラマ「メジャークライム」(シーズン4)を見ました。その中から気になった表現を3つほど抽出してみました。

1.単数か複数か?

廊下を歩いていた判事に大学生のラスティが「2分ほどお時間取ってください」と無理やり呼び止めます。無理なお願いをするラスティに「もう2分たったよ」とすげなく立ち去ろうとする判事。そのセリフが

Your two minutes are up.

私の注目は動詞がisではなく、areであること。

「2分」はあらかじめお願いした時間。ロイヤル英文法によると、


Twenty years is a long time.
Ten dollars is too much for this old coin.

など、「ある時間・距離・金額などをひとまとめにして1つの単位のように考える場合は、動詞は単数形を用いる」となっています。

ただし、「実際に支払われる金額や経過年数の数量そのものに関心がある場合は、動詞は複数形を用いることがある」とも記載されており、その例には

Three dollars were paid for the old coin.
The first five years are the hardest.


話し手の主観によるところも大きいでしょうか。ただ、前も書いたかもしれませんが、同じような状況で、Your thirty minutes are over.というセリフも聞いたことがありますので、このような状況では、areのほうが好まれるのかもしれませんね。

「2分」の例も「30分」の例も、アメリカのドラマです。だいたい、アメリカ人は主語が単数なのに、複数扱いしたり、その逆に複数なのに単数扱いすることに抵抗があるのかなあと思うことがあります。そのようにはっきり抵抗がある、という意見もあるアメリカ人から聞いたことがありますし、My family are all early riser.という文法書の英文を見て、自分はそんな言い方はしないと言ったアメリカ人もいました。その人は、たしかEvery one in my faimily is all early risers.だったか、もしかしたら、後半部も不自然と言っていたかも。Every one in my faimily gets up early.のように言っていたかもしれません。

2.総取り

違法賭博(ポーカー)の話。「みんなかけ金は現金で10万ドル。勝った人が総どりする」というセリフ。

Each of our poker players put $100,000 in the pot. Cash. Winner take all.

辞書でwinner-take-allで「勝者総どり制度」「勝者総どりの」となっていました。賭けをしなければあまり縁のない言葉ですが、アメリカの大統領選挙がまさにこの制度ですよね。

3.借りる

「トイレ貸していただけますか?」はMay I borrow your bathroom?ではない、というのは英会話初心者がよく注意される事項ですが、「メジャークライム」でこんなセリフがありました。

I hope Rusty doesn't resent me for borrowing his bedroom.

具合が悪くて、主人公シャロンの家に泊まったフリン。シャロンの息子のベッドを使わせてもらったフリンのセリフです。borrowを使ってますね。

複数の辞書の中で、ジーニアス英和が一番詳しかったので、それを紹介します。

「トイレなど移動不可能なものにはuse,家・部屋など賃借りするものはrentを用いる。携帯電話の場合useのほかborrowも可。≪普通の電話の場合でもborrowを使うことがある≫」

ほかの辞書も、だいたいこれに似た説明になっていました。移動不可能な「部屋」は原則からすると、borrowは使わないことになるのでしょうが、まあ、何事もルールどおりにいかないってことですね。




posted by Monterey at 19:47| Comment(0) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする