2013年03月12日

さくら、さくら


大学が春休み中なので、できる時は更新しようと、このところ頻繁に更新しています。

3月11日付けジャパンタイムズのコラム(by Kaori Shoji)に、A personal invitation to the I-hate-cherry blossoms clubというタイトルで、日本人の桜に対する固執と桜を理由にしたどんちゃん騒ぎの実態を鬱屈した思いで紹介したものがありました。

このように、日本人はどちらかというと当り前に感じている事柄を、一歩引いた目線で(著者のショージ・カオリ氏は、生粋の日本人ではないかのような印象を受けました)客観的に分析するというのも大切なことだと思うので、(って、それほど大袈裟な記事ではないのだけれど)取り上げさせていただきました。

著者は桜の特徴を次のように解説しています。

Sakura is considered by many to be manly for the way they blossom in hordes, and die out in droves, abruptly and without lingering.
(桜は一度に花開き、そして突然、未練なく一気に散って行くことから、男らしいと思われているようだ)

桜が「男らしい」というのは初耳でしたが、「潔い」というイメージはあります。

hordehoardと勘違いしました。

horde<通例軽蔑的>大集団、多数 a horde of tourists旅行者の集団
hoard貯蔵、買いだめ make a hoard of provisions食物をため込む

「集団で」というのが、いかにも、日本的だと筆者は言います。何事も、みんな一緒にという行動。まあ、言われてみればそのとおり。日本人の欠点でもあり、強みでもあるのかな?

ただ、「未練なく」散って行くかなあ?と、そこは疑問。風雨に耐えて残っている花弁や、力尽きて空中を落ちて行くはらはらとした様子は未練たっぷりのようにも思えるなあ。そこがまた、演歌の世界か。日本人の心に訴えるのかな。

英語としては、最後の部分がチェックポイントでした。

What with record-high levels of pollen and gusts of pollution blowing in from China, this year's hanami promises to be a bummer anyway.
(例年になく多い量の花粉や、中国からやって来る汚染された大気などの影響で、いずれにせよ、今年の花見は熱のこもったものにはならないだろう)

What with A and B: AやらBやらで → 高校の文法書で見かけたことのあるフレーズだけど、実際使われているのはあまり見かけないので、チェックしました。

開花宣言なるもののため、政府の役人が毎日標本木を首をかしげつつ見ている姿をニュースで流すのは、他の国ではないだろうなあ・・・と毎年ちょっと苦笑。その話をかつてアメリカ人にしたら、彼女曰く「アメリカなら、テレビの討論番組で、これは開花宣言に値するとか、いやまだそう呼べない、とか延々議論するかも」と笑っていました。滑稽な光景は日本だけではないか。


さて、最後に、私のとても好きな桜にまつわる俳句を紹介して終わります。(桜の季節にはほど遠い雪の北海道からお届けしました!)

手を打たば
くずれん花や
夜の門
   --渡辺水巴













posted by Monterey at 16:59| Comment(0) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: