2013年06月23日

代名詞


大学の授業で、ジョークを題材にペアワークをやってもらうことがあります。
ひとりが、日本語で書かれた簡単なジョーク話を読む。そして、それをパートナーに英語で話しパートナーがオチをわかれば成功。

先日のジョークは。家にネズミが出るというAさんの話。

B: ネズミ捕りを仕掛けたら?
A: ネズミ捕りなんてない。
B: 買えば?
A: そんなお金ない。
B: ぼくのを貸そうか?
A: ありがとう!
B: チーズを中に入れておいてね。
A: チーズなんてない。
B: 買えば?
A: そんなお金ない。

と、こんなかんじで話は進みます。罠の中に入れるチーズも、パンも、なにもない。オチは、「じゃあ、ネズミは君の家で何しているの?」

学生たちは、ブロークン・イングリッシュながら、なんとかパートナーに趣旨を伝えられているようでした。(こういうアクティビティをしている時の学生は実に生き生きしていて、見ていて嬉しいです。「アイ・ハブ・マニー・ノー・ノー」など、めちゃ、めちゃだけど)

授業としては、この後、各自に、今のジョークを英語で書いて提出してもらいます。

さて、ここからです。

学生たちが書いた英語を読むと、高校までの英語教育の問題を見る思いです。文脈を考えて冠詞や代名詞を考えるという練習はほとんどまったくやっていないですからねえ。

今回圧倒的に多かったのは、


B: Set a mouse trap.
A: I don't have it.


と、I don't have one.とせずに、itを使ってしまうパターン。

oneという代名詞は、英文科でもない生徒は思いつかないかもしれないけど。高校文法で勉強はしているはずなんだけどなあ・・・4択問題なら選べても、自ら思いつくことはできないのだろうなあ。(まあ、私も先日、oneのところを、itでもいいんじゃないの?と、思ってしまったくらいだから、偉そうなこと言えないかもしれないけど・・・)



A: I don't have one.
B: Why don't you buy one?


そして、「そんなお金ない」のところ。

I don't have money to buy it.と書いた生徒の原稿をoneと直そうとしてふと考えました。oneを3回続けるのもしつこい。

I don't have money to buy things like that.とかsuch a thingが流れからいっても自然なのかな。

次のチーズは、不可算名詞なので勝手が違いますよね。

A: Don't forget to put a piece of cheese in the trap.
B: I don't have cheese.
A: Then, buy some.


たぶん、不可算なので、繰り返しを避けるためにはsomeを使うのが鉄則。でも、ここはもっと自然な単語がある気もする・・・Then, buy a box.とかThen, buy a pack.とかはどうだろう?「いくらか買ったら」というよりは、「1個買ったら」のほうがいいと思うのは、日本語から考えているから?それとも、ホントにそのほうが自然なのかな・・・

学生にはここまで要求しませんけど、添削していると、自分も勉強になります。

posted by Monterey at 00:07| Comment(0) | TOEIC・文法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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