2013年10月29日

nail-biter


土日に野球の日本シリーズが行われました。ジャイアンツ1勝、イーグルス1勝の五分。ジャパンタイムズ北海道版は、26日土曜日の第1戦を3日遅れで本日29日に配達される(日付は28日付け)というなんとも間の抜けたものになっています。(これはもう慣れっこですけど)

巨人が勝ったこの試合、アンチ・ジャイアンツの私ですが、使える表現がけっこうあったので、取り上げてみたいと思います。ただし、だれのセリフか、どっちのチームの話かは、野球に興味ない方もいらっしゃいますし(興味ある方は、選手名もどちらのチームのことかも察しがつくと思うし)省略します。


The rookie only made a few mistakes, but when he did, the Yomiuri Giants were there to take advantage.
(ルーキーの失投はほんの数球だったが、読売ジャイアンツはそれを見逃さなかった)

were there to take advantage は、「ちゃんとそこにいて、(失投を)利用した」というようなニュアンスでしょうか。「チャンスを見逃さない」「すかさず利用する」というときは、be there to take advantage が使えるかな。

…the games should all be close and exciting and not decided until the last out
(試合はどれも拮抗し、面白いものになるだろう。そして、最後のアウトまでどっちに転ぶかわからないだろう)

勝負の行方がわからない、というときに、The games are not decided.という言い方ができるんですね。

It was a nail-biter.
(ハラハラする試合だった)

bite one’s nails だと、心配やイライラにより爪を噛む、という意味なのに、nail-biterになると、ハラハラするもの、面白いもの、という意味が加わるんですね。爪を噛む癖がないので想像できないけど、ハラハラすると、心配になってつい爪を噛んでしまうということなのかな。

I was shaky in the Climax Series.
(クライマックスシリーズでは、不安定だった)

スポーツ記事で、shakyという単語よく見かけます。shakeですから、ガタガタと揺れているかんじですよね。そこから転じて、安定性に欠けることを意味するってことですね。例文としてはshaky evidenceいかがわしい証拠、His Latin has got rather shaky.彼のラテン語はあやしくなってきた。など。

There may have been some surprise when Norimoto, and not Tanaka, was announced as the Game 1 starter, but the rookie put any unease to rest with a brilliant performance.
(第1戦が田中ではなく則本と発表されたときはいささか驚きが生じたかもしれない。しかし、このルーキーは素晴らしいピッチングでその不安を吹き飛ばした)

put …to rest …を抑える

rest with …で、…次第である、という意味もあるんですね。でも、ここでは、restwithの間は意味上切れるようです。


I was happy with my performance, but there are some things I have to reflect on.
(自分のピッチングは良かったとは思うが、反省点はいくつかある)

「反省する」は、英語に直しづらいなあと日常思っている表現のひとつ。ここでは、reflect onを使っていますね。

I was glad we put ourselves on the board first because Utsumi-san was hanging in there.
(内海さんががんばっていたので、先取点が取れて嬉しかった)

個人的には、ここbecauseでつなげるのは(日本語ではいいのかもしれないけれど、英語としては)不満だけど(嬉しかった理由は内海投手が頑張っていたことではなく、内海投手の頑張りに報いることができたことだと思う)、それは脇に置いて、hang in thereに注目。これって、「頑張って」Hang in there!と、励ますときの決まりフレーズかと思っていました。このように、文の一部に組み入れても使えるんですね。(って、当然!?)

Murata gave the bullpen some breathing room later with his homer in the eighth.
(8回、村田がホームランを打ってブルペン投手を楽にした)

give some breathing roomで、息をつく余裕ができた、というかんじですよね。なら、まったく余裕がなかった、なんてとき、I didn’t have any room to breathe.でいいのかなあ。

と、不安だったので、辞書を開く。英辞郎には、have room to breatheで、「呼吸できるスペースがある、一息入れる場所がある、精神的に余裕がある」となっていました。なんとなく、breatheの後に、前置詞が付くのかと思ったけど、いらないのね。

と、日本シリーズは今日第3戦が行われるというのに、まったく、時代遅れの記事でした。


posted by Monterey at 15:56| Comment(5) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>give some breathing roomで、息をつく余裕ができた
これで一息つけるわ、なんていうときに使えそうですね。
2010年の5トレで、I don’t have any breathing space. (息つく暇も無い)が出てきました。これなら最後に前置詞が付くかどうか悩まなくてすみますね。
空間的な余裕には、I’d like more elbow room in the kitchen.(2013年ラ英)というのが出てきました。

>まったく、時代遅れの記事でした
いえいえ、私のような野球音痴には差し支えありませんよ。^^(熱く語れなくてごめんなさい!) 
Posted by 莉杏 at 2013年10月29日 16:57
熱烈な野球ファンではありませんが、一応イーグルスを応援しています。ジャイアンツはまたチャンスもあるだろうから、今回はぜひ東北に優勝旗を!(って優勝旗ありましたっけ?)

room to breatheってroomの代わりにspaceもありますよね。この場合はspaceでもいいのかなあ。そして恋愛関係がぎくしゃくしてきて自分だけの時間とか距離が欲しいときにI need some space to breathe!と言いませんでしたっけ?

ラジ子さんのところのコメントを読ませて頂いたのですが、モンクをもうすぐ見終わるんですね!私は他に時間を取られてさっぱり進みません。ばっちもんがらさんも見ているドラマですが、キャッスルも色々表現が拾えます(私が知らないことだらけなだけかもしれませんが)
Posted by Lily at 2013年10月29日 17:35
莉杏さん

have breathing space、と、elbow room、ご紹介ありがとうございます。こうやって、思い起こすことによって、少しづつ身になる(はず!)

あとは、使って覚えるですよね!

>まったく、時代遅れの記事でした
いえいえ、私のような野球音痴には差し支えありませんよ。^^(熱く語れなくてごめんなさい!) 

なるほど、野球に興味がなければ、時代遅れも、なにもないってわけで、それは、それでいいんだあ。と、妙に納得!

Lilyさん

I need some space to breathe. すごく、感じでている例文ですね。いつも家族に囲まれて、忙しいお母さんなども、「たまには一人になりた〜い」なんてセリフ出てきそう。それも、これですね。

そうです。イーグルスは、創設以来初めての悲願の優勝です。この間、新聞で読んだんですが、創設元年は、首位と50ゲーム以上も離されたんですね。そんな苦い経験を経て、神は微笑んだんですね。それにしても、マーくん、凄すぎ!来年は、メジャーに行ってね!

ラブリーガールに、キャッスルに、見たいドラマが目白押しで、楽しみです!
Posted by monto at 2013年10月29日 22:16
そうなんです。私の地元なので熱烈じゃなくてもファンの熱気は伝わってきます。50ゲーム以上だったとは忘れていましたがボロボロで、リーグ優勝する日が来るとは思っていませんでした。子供の頃だったのでよく覚えていませんでしたが、ロッテが本拠地にしていたことがあって試合を見に行ったこともありましたし、親が付き合いだったのか短い期間ファンクラブに入って、カレンダーとロッテのチョコレートが送られてきた記憶があります。いつだったかリーグ優勝もしたのに球場の収容人数の少なさから日本シリーズは1度も仙台に行われなかったと先日新聞で読んで初めて知りました。だから昔ロッテを応援していた年配の方などが「嬉しい」と新聞のインタビューを受けていたりもしました。

ロッテが去ってしまったので、正直言ってどのくらいいるのか、東北楽天という名前をいつまで付けていてくれるのか、親会社の一声で簡単に去ってしまうんじゃないかと思っちゃったりもしたのですが、震災後の選手たちの被災地訪問も含めて地元を大事にしてくれる、地元に愛されるチームになったかなあ〜と感じます。

野球といえば、USA Todayが上原をべたぼめしているみたいですね。ヤフーのニュースを読んで原文はちゃんと読んでないのですが。
http://ftw.usatoday.com/2013/10/the-red-sox-have-the-best-and-most-lovable-closer-in-baseball/

ただ、活躍しても次のシーズンはあっさり放出するのも大リーグですけどね。
Posted by Lily at 2013年10月30日 16:27
Lilyさん

お生まれが仙台なんでしょうか?そりゃあ、イーグルスを応援してあげて!(って、大きなお世話ですね)震災の年の嶋選手の「見せましょう、野球の底力を」っていう誓いの言葉、感動しました。

上原選手の記事、ありがとうございます。英語も日本語も目を通しました。ほんと、すごい褒めようですね。それくらいの働きをしていますからねえ〜。

>>ただ、活躍しても次のシーズンはあっさり放出するのも大リーグですけどね。
厳しい世界ですね。



Posted by monto at 2013年10月30日 23:32
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