2013年12月29日

たぶん、今年最後の更新


ジャパンタイムズ12月28日付けスポーツ欄に、Jack Gallagher氏のコラムがありました。

タイトルが
Mao must let the triple go for shot at gold in Sochi

先入観というのは恐ろしいです。この見出しを見たとき、「真央ちゃんが金メダルを狙うには、トリプルアクセルを成功させなければ」という意味だと思ってしまいました。go forには、「狙う」という意味があるし、それになにより、トリプルアクセルを成功させないとキムヨナ選手には勝てないと私が思っているからだと思います。

でも、内容を読むと逆。筆者は、彼女が金メダルを狙うのなら、トリプルアクセルは捨てなければならないという論調でした。考えてみればlet ... goは...を手放すという意味ですからね。

しかし、私が取り上げたいと思った英語はそれではなく、この文。

Here is the dilemma: If she could not beat Kim Yu-na in Vancouver when she was hitting the tripe axel, how is she going to do it in Sochi while not being able to land it?

上記を直訳すれば「ここにジレンマがある。もし彼女がトリプルアクセルを跳んだバンクーバーでキムヨナに勝つことができないとすれば、着氷もできないのにどうやってソチで負かすことができるであろうか?」

couldを仮定法ととるかとらないかによって、下線部は「できなかった」という訳にもなると思うのですが、いずれにせよ、バンクーバーではトリプルアクセルを跳んでもヨナさんに勝てなかったというのは事実ですからねえ。このifはどう捉えればいいのでしょうか?

どう考えても「もし」という訳はふさわしくない。流れから言えば、

「トリプルアクセルを跳んでもバンクーバーではキムヨナに勝てなかったのに」というように、譲歩として訳したい。だからといって、Even thoughやAlthoughのような逆説を導くというのとも違うかな。逆説だと、
「キムヨナに勝てなかったけれど、どうやってソチで勝てるのだろうか?」になる。それって、「〜だったのに」と同じと考えるのかあ・・・

「トリプルアクセルを跳んでも勝てなかったのに、どうやって勝つというのだろう?」を自分で英語にしようとすると、どう表現しよう?ちょっと、意訳して、let aloneが使えるかなあ。

She could not beat Kim Yu-na with the success of triple access; let alone without it.

とかはいいのかな。

その意味をeven thoughでも表現できるということなのかな。それが言えるなら、even ifやただのifでもOKとなって、Gallagherさんの書いた英語の意味も理解できるけど。そういうことなのかな。つまり、「・・・でも、〜だったのに、どうやって_するのだろう?」というとき If 〜 when ..., how _?と表現できるということになる。そういうことでいいのかな?(複雑すぎて、自分で使えきれるとも思えないけど)

今年最後の更新が、こんな曖昧な終わり方で、申し訳ありません。

とりあえず、今年1年、読んでくださって、そして、貴重なコメントをくださてって、皆様ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。m(_ _)m

posted by Monterey at 15:12| Comment(2) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
あけましておめでとうございます。(ちょっと遅いかなあ?)いつも刺激を受けながら読ませていただいています。今年もmontoさんの鋭いご指摘や、こちらに集うお仲間のコメントを楽しみにしています。

>If she could not beat Kim Yu-na in Vancouver when she was hitting the triple axel,
「もし、彼女がトリプルアクセルを跳んでいたのにバンクーバーでキムヨナに勝つことができなかったのなら、」
のようにifが条件、whenが譲歩で訳したらどうでしょうか?文法には滅法弱いワタクシですので、考えているうちに頭が混乱してきました...。^^;

今年もどうぞよろしくお願いします!
Posted by 莉杏 at 2014年01月05日 00:13
莉杏さん

明けましておめでとうございます。

そうかあ、when節を譲歩で訳すと、辻褄の合う訳になりますね。
なるほど、そういうことですね、きっと。

ありがとうございます!
今年も、このように、助けてくださいね!

Posted by monto at 2014年01月05日 10:56
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