2014年09月11日

recommend


高校生用のテキストに、こんな文がありました。

The book is recommended for high school students.

これを見て、ある高校生が「なぜtoではなくforなのか?」という疑問を提示しました。

う〜ん、たしかに・・・

辞書も確認してみました。

toの例文も出てきます。

He recommended the florist to me.
I recommended the dictionary to everyone.


などなど。

2番目の例文などは、テキストに載っていた例文と大して変わらない内容に思えたりもします。

研究社新英和辞典にこんな例文も

Can you recommend (《英》me) a good teacher for my boy?(うちの子供にいい先生を世話していただけませんか)

4文型の形Can you recommend me a good teacher for my boy?は英国用法のみ。辞書によっては英国の古語ともなっており、ジーニアス英和には

They recommended the bookstore to me 《英古》me the bookstore.

という例文も。

ということは、研究社の例文も、

Can you recommend a good teacher for my child to me?

とも言えるってことですよね。

そこから考えると、toは直接どの人に推薦の言葉を話すのかを表し、forはだれのための推薦なのかを表すと理解すれば辻褄合いますね。

それで思い出したのが、ずっと前、ドラマ「アリー・マイラブ」でのセリフ。細かい状況は忘れましたが、法定で弁護士が

We should send a message to our society for the girls.
(我々はその少女たちのために社会に対してメッセージを送らなければならない)

みたいなことを言っていました。このtoforの使い方も似たようなかんじかな。

それらを考えて冒頭の文を考えてみると、高校生に直接「読んでみなさい」と呼びかけているわけではないけど、「高校生にはいい本だ」と世間に訴えかけているというニュアンスなのかな。


posted by Monterey at 10:24| Comment(2) | TOEIC・文法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なるほどと思って、googleしたら、こんな記事を見つけました。
http://ameblo.jp/shinzato-english/entry-11224319693.html
Posted by Daddy at 2014年09月11日 14:12
Daddyさん、面白いブログのご紹介ありがとうございます。さっそく読みました。

そして、二つほど、あれっ?と思った点がありました。

一つ目。

I'll sing a song for you.はOKだが、

I'll sing a song to you.は間違い

という点。

その理由は「あなた」という「到達点」に向けて歌うのではなく、「あなたのために」という目的を遂行するために歌うのだから、とのこと。


でも、むか〜し、ネイティブに確かめたときに、sing to youもsing for youも両方ありで、違いは、「あなたに向けて歌う」と「あなたのために歌う」だと聞きました。

英辞郎にも、両方の例文が載っていて、sing a lullaby to...なんていうのもありました。これは、子供に向かって歌わなければ意味がないから、forではなく、toのほうが絶対いいのではないかなと思いました。(たとえば、大人に向かって、忘れていた子守唄を思い出させるために歌うのなら、for youもありでしょうが)

二つ目。

I took a cake for you.と
I took a cake to you.

の違いの件り。


takeを「持っていく」の意味に使うときは、研究社英和大辞典の言葉を借りれば[方向の副詞語句を伴って]用いるのが通例だと思うのです。

その代表例がI took a cake to you.のtoとYou should take your umbrella with you.のwith

I took a cake for you.の場合、あなたのためにケーキをどこに持っていったの?って思ってしまいます。まあ、会話なら行き先はわかっているから省略しちゃうってこと、往々にしてあるとは思いますが、それなら行き先が話の中心なので、takeよりbringのほうがふさわしいなあ、なんて思っちゃたりしました。

細かいところを気にしすぎでしょうか・・・

でも、久々に文法脳が活発に働きました。

こういうこと考えるネタを紹介してくださったDaddyさんに感謝します!

Posted by monto at 2014年09月11日 22:34
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