2015年08月23日

「かたい」


生徒さんからWhich do you like better, salmon or trout?

という話題が出ました。

個人的に私は、鮭と鱒の味の違いってわからないんですよねえ。質問を投げかけた生徒さんご自身は鮭のほうがお好きとのことだったので、どう違いますか?と聞くと、鮭の身のほうが硬い、とのこと。この「硬い」を生徒さんはhardを使ったのだったか、toughを使ったのだったか、ちょっと覚えていないのですが、私は、どの形容詞がふさわしいだろう?と思案しました。そのうちに、会話が進んでしまったので、訂正しないままになってしまいました。

hardは違う気がします。岩のような硬さで、強く叩くと割れるかんじの硬さという印象があります。

toughは、肉が硬いときに使いますが、「硬くておいしくない」という否定的な意味合いに使われるので、生徒さんのように「硬い身の鮭のほうが好き」というのには相応しくない気がしました。

以前、「肌のはり」という意味で出てきたfirmは、果物の実が詰まっていて硬いにも使えるという話をしましたが、それはどうだろう?

などなど、考えながら最終的に辞書を開く。

研究社英和辞典に「かたい」の類語の違いが出ていました。

firm物質の構成素が緻密で強く押しても復元するfirm muscles

hard堅くて貫通・切断しにくいThis ball is as hard as a stone.

solid中身が詰まって堅いbuild a house on solid ground

tough食肉などが堅いThis steak is so tough that I can hardly cut it.

この説明からいくと、solidでしょうか。firmは押しても復元する、というニュアンスがあるのだったら、魚の身には使えないかなあ。

ちなみに私はどの魚でも、「ウェルダン」状態に火を通して、しっかり硬い身になった魚が好きです。

ところで、私は漢字の「かたい」を日本語辞書の説明から「硬い」と表記してみたのですが、研究社の説明では「堅い」を使っていました。日本語のほうもむずかしい!





posted by Monterey at 21:20| Comment(4) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
前に、アメリカと日本とでの果物の違いについて話していた時に、アメリカ人が「かたい」の意味で使っていたのが dense でした。その時は梨とサクランボの話で、なるほどーと思ったことを思い出しました。
オプションの一つとして、いちおう提案させていただきますね。
Posted by ラジ子 at 2015年08月24日 20:27
ラジ子さん

denseね。密度が濃いかんじなんですね。果物関係では間違いなく使えるんですね。覚えておきたいと思います。

理屈から言えば、鮭と鱒の違いにも使えそうですよね。私のように、焼いて身が堅くなったのが好きというときはどうなんだろう?焼いても、密度が濃くなったわけではないかな。むずかしい〜
Posted by monto at 2015年08月24日 23:01
前から形容詞だけたくさん覚えたいと思ったりしているのですが、この記事を読ませて頂いて自分が使い分けができていないなと痛感しました。漢字もですけど(^_^;)

ラジ子さんが書いていらっしゃるdenseもありましたねえ〜。なるほど果物に使えるのですね。魚の身のことなど本当に身近なのに考えたことがありませんでした。
firm-texturedというのはどうでしょう。グーグルで検索を試みるとfishの他にbreadも候補に出ました。そして魚に関しては種類別にこんな表がありました
http://www.dixonsseafood.com/fish-flavor-and-texture
Posted by Lily at 2015年08月25日 00:40
Lilyさん

面白いサイトありがとうございます。

魚にはfirmが使えるんですね。そして、その反対がdelicateというのも自分では決して発想できない語でした。目から鱗です。

ほんと、毎日が勉強。You learn something new every day.ですね。
Posted by monto at 2015年08月25日 08:51
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