2015年08月27日

メジャー・クライム


ドラマ「メジャー・クライム」シーズン2より

証人として法廷で証言してもらうために、アリゾナ州フェニックスからロサンゼルスに来るよう警察から要請があった男性。空港に彼を迎えに行った刑事二人(フリンとプロベンザ)。「わざわざアリゾナから来てやったんだよ」と言わんばかりに証人はこんなセリフを言う。
Thank God. The jet lag is killing me.

それに対し、フリンが
The flight from Phoenix to LA is exhausting.

フェニックスとロサンゼルスの距離感がイマイチつかめないので(隣接する州かな?)、字幕は、「アリゾナは遠いからな」と皮肉であることを下線で表示していました。

すると、証人
Tell me about it.

たしか字幕は「ホントに」だったか、そんなかんじでしたが、ここは、「言われなくても自分が一番わかってる」と自慢でもするようなセリフだと思うので、字幕も、もう一工夫あっても良かったかと。まあ、そのあとの、フリンとプロペンザのウンザリ顔で、雰囲気察してねってところなんでしょうか。

辞書ではTell me about it.を「(言われなくても)百も承知」と訳していました。

さて、この証人、裁判を前に一晩ホテルに泊まるのですが、部屋に案内されて、思っていた以上に良い部屋だったので、驚いて「ずいぶん、キバったねえ」と言うのですが、その英語が
Wow, you guys really went all out.

「全力を尽くす」というgo all outはラジオ講座でもよく出てくるし、知っているはずのフレーズなのに、早くて聞き取れませんでした(-_-;)

この生意気な証人に手を焼きながらも、とりあえず無事、ホテルに通し、役目を終えた二人は車に乗り込みます。どうもフリンの様子が普段と違うと思ったプロベンザが、どうかしたか?と心配します。実は体の調子がよろしくないというフリン。病院に行って、現在の大統領の名を聞かれ、カーターと答えたら精密検査を受けるように言われたというオチもつくんですが、この最後の英語のセリフが洒落ていました。

メモらなかったので、正確ではないのですが

If you are asked who's the president now, don't answer Jimmy Carter unless you want the full work-up.

work-upで精密検査という意味があるんですね。

他人事のように「カーターなんて言っちゃダメだよ。精密検査を受けたいなら別だけど」と言って、自分はやってしまったと暗に匂わすパターン。アメリカのドラマでよく出てくる気がする。

カーターって古さ具合がちょうどいいのかな。ブッシュやクリントンではまだ新しい感じがするし、ニクソンでは昔すぎるんだろうし。

ドラマの出だし5分くらいのシーンですが、じっくり検討すると、けっこう気になる表現が一杯でした。



posted by Monterey at 00:38| Comment(2) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「クローザー」に比べて「メジャークライムス」でのプロベンザ&フリンのおじさんコンビのお笑い要素が減った気がしていて大ファンの私は寂しかったのですが、シーズン2に入って徐々に復活してきたので嬉しいです。

メモしていました、このシーン。
「すげえきばったね」って言ってましたね、あの人。all out辺りが聞こえてもしやと字幕確認しました。こういうシンプルな単語で構成されているものは聞き逃しやすいんじゃないでしょうか。そしてgoが過去形になってますし。
フリンのセリフですが・・・
Oh,and by the way, unless you want the full work-up, don't say Jimmy Carterと言っていました。カーターあたりがちょうどいいんでしょうか。アメリカのドラマってこういう人物がちょこちょこ出てくるから知らないと面白くないですよね。そういえば、ヒラリー・クリントン女史が軍事施設を視察した時の写真を使った写真描写のレッスンをした時、先生がたぶん若い生徒なんでしょうけれど「ヒラリーを見て誰か分からなかった」と言っていてびっくりしました。
フリンの健康と娘さんの結婚についてはこの後のエピソードにも出てきてなかなかうまく構成されているなと思っています。

work-upは私もメモしていました。complete checkup, thorough checkup, complete examinationなどとも言えるようですが、これで済むなら簡単ですね。

こうやって気になるセリフが長めだったりするので、それを確認しつつメモしていると1話を見るのにすごく時間がかかって時々疲れてしまいます。
でも私などまだまだ知らない単語が山ほどあるのでメモはやめられません。
この回もavuncularとかobfuscateとかmendaciousなどという中級者の私にはお初のそして自分では使いそうにない単語をメモしていました。
それから今気づきました!ばっちもんがらさんのブログにpariahが出てきて
「どこかで出会いました」とあいまいなコメントを残したのですが、この回でした!!たぶんラスティとクリスが勉強をしている場面で単語の定義を言わせていた時に出てきたんだと思います。

ああ〜おかげさまですっきりしました(^_^;)
Posted by Lily at 2015年08月27日 02:05
Lilyさん

all outも聞き取っているんですね!

そして、しっかり、メモしているんですねえ。こちらも尊敬!私はたまたまこの出だしの数分だけ、字幕なしでトランスクライブしてみようと思い立ち、書き起こしていたので、詳しくメモしましたが、普段は、1話につき、3つ、4つくらいのメモだけです。

ドラマ、映画には、歴史上の人物、出来事等がだれでも知っていることを前提としてセリフにちりばめられているので、時々、それに気づかないまま流れていることがあるんだろうなあと思ったりします。まさに、語学と文化は密接に結びついているってやつですよね。
Posted by monto at 2015年08月27日 09:17
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: