2016年04月10日

half


高校生から次の文の質問を受けました。副教材で使っているミステリーだそうです。

乗り捨てられた車の中に、空いたままになっているスーツケースがあった、という状況

Half-out of the suitcase were three dresses and shoes.

というような文。なぜhalf-outと、この二語がハイフォンでつながれているのか?この文の意味はなんなのか?という疑問。

最初、この高校生は「スーツケースの中身の半分は3着のワンピースと靴だった」という意味だろうと思ったのだけれど、それなら、-outはなくてもいいのに・・・と腑に落ちなかったと言います。

なるほど、おっしゃるとおり。

half-outでなにか特別な意味があるのだろうか?と思い、辞書を確認するも、それも載っていなかったという。

私がまず注目したのは、動詞がwasではなく、wereである点。ということは、この文は倒置が起きていて、本来はThree dresses and shoes were half-out of the suitcase.だったのだろう。

それでも、すぐには意味を把握することはできませんでした。

ちょっと、考えさせて、と言って別れました。生徒が帰ったあと、その文が書かれているボードを見つめて、ふと、ひらめいた。

half-outって、「半分外に出ていた」っていう意味ですね!

out ofと並んでいると、どうしても、「〜から」と解釈してしまって、「外」という概念が欠けていました。

「3着のワンピースと靴がスーツケースから半分はみ出していた」

ってことですね。だれかがスーツケースの中を物色したかのような状態を示しているのでしょうね。

half-で、完全でない状態、「半ば〜」を表せるなら、なかなか便利そうだけど、・・・(もちろん、half asleephalf(-)cookedなど有名なフレーズもありますが、自分でも勝手に応用していいのかな)

outがあるなら、inも使えそうですよね。

His shirt was half-in his pants.

で、シャツの裾が中途半端にパンツの中に入っている状態を表現できるかなあ。





posted by Monterey at 17:21| Comment(4) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も床に置かれたスーツケースから服や靴がはみ出しているような場面を思い浮かべますね。ただ文法的にどうのって深く考えませんでしたけれど(^^;;)

シャツのすそを入れる単語というとtuckが浮かぶのでそれを使えないかな〜と思いましたが、tuck inですそを入れる、たくしこむという句動詞だからmontoさんの意図するところと違ってきちゃうかな。
Your shirttail is hanging out. Tuck it in. という例文は見つけましたが。
話がそれちゃいましたね。

それたついでにシャツをあえて半分だけ入れるスタイルがあるんですね。
tuckでいろいろ検索しているうちにHow to half-tuck your shirtという動画を見つけましたhttp://www.refinery29.com/half-tuck-shirts

それから記事からやはりそれちゃいますが、このサイトでこんな記事も見つけました。ちょっと頭痛でまともに読んでいないのですがベッカムもhalf-tuckしている画像が載っています。この記事は真摯たるものシャツのすそはきちんと入れるべきという批判かな?すみませんちゃんと読んでないのに貼り付けちゃって。ここはイギリスのデイリーメイルのホームページで私は有名人のゴシップ記事でここに行き着くのですが、この記事の中にシャツのすそ入れに関して表現が拾えそうです。
http://www.dailymail.co.uk/femail/article-2945326/Leaving-shirt-hanging-WON-T-make-look-younger-gentleman-know-tucking-half.html

生徒さんの副教材のミステリーは授業で使うということなのでしょうか?
英語が好きな生徒にとっては楽しいでしょうね。羨ましい(笑)日本の英和辞書では限界があるな〜と比較的読みやすいレベルの洋書を読んでいても感じますね。調べても出てきません。きっとネイティブが普通に使う表現、単語なのでしょうがわからないままにするしかない時があります。

教える先生は大変そうですよね。日本の高校生レベルにリライトされて教師用には指導書がついているのかな?少し前の新聞記事に中高校生の英語のレベルが都道府県によって差があるとか、教師側のレベルについても少し触れられていましたが、
政府は五輪を意識して日本人の英語のレベルアップを期待している気がしますが、
思い切ったことをして長い目でみないとダメなんじゃないかと思います。
使える英語と受験英語に開きがあるわけですし、英語ではありませんが数名の学校教師が友人にいる私から見ても先生たち、特に家庭を持っている先生に余裕があるとは思えません。クラス担任や部活顧問、その他の雑務をしながら自分の英語力のアップは難しい気が。採用する前から資格取得、留学などを義務づけるしかないですよね。
Posted by Lily at 2016年04月11日 15:47
Lilyさん

この副教材は春休みの宿題のようで、訳をノートに書いて提出するらしいです。先生がその後どう処理するのかはわかりません。(高校生用にリライトはされているみたいでした)

half-inを書くときに、私もtuckは思ったのですが、Lilyさんもご指摘のとおり、自分でたくし込むという動作動詞だろうなと思い、たまたま自分では気が付かず、そうなってしまっている状態を表すなら、使えないかなと思いました。

ご紹介の記事でベッカムの写真の下にhalf-tuckとあったので、意図的に半分だけ押し込んだのか、たまたまそんな恰好になってしまったのか、確認するためにその部分の記事だけ読んでみました。意図的のようです。そして、ベッカムだからそれでも様になっているのであって、ほかの人が25歳を過ぎてそれをやってみようとしても、痛々しくなると結んでいました。そういう無理して悲惨な結果を呼ぶファッションのことを日本の俗語で「痛い」なんて表現しますが、記事にあったlook sad and foolish はそれに近いなあと頭にメモしました。

この記事には使えるファッション関連用語がほかにもあるかもしれないと最初のほうを少し読んでみました。大人でも外に出していいタイプのシャツは裾が一直線(shirts made with a flat bottom hem)のもの。裾が腰の両横で曲線的にえぐれているタイプのもの(私の日本語表現も乏しいなあ--わかっていただけるでしょうか)はすべてズボンの中に入れなければならない、という説明があって、その裾の部分の英語表現がすごく良かったです。Any shirt with tails must be tucked in. しっぽつきのシャツって想像しやすいなあと思いました。こういう記事って、普段お目にかからない表現が出てきて勉強になりますね。

学校の先生の話は、そうですよねえ。まず、忙しすぎますよね。これからは留学経験のある英語の先生が増えてくるとは思いますが・・・
Posted by monto at 2016年04月11日 16:50
わかります、わかります裾が曲線的にえぐれているタイプ。私も何だかよくわからなかったので検索してみたのですが、日本語でテールドボトム(マンハッタンカット、ラウンドボトム)と呼ばれるみたいです。英語ではどうなんでしょうね。和製英語かな?アロハシャツ(これは和製ですね)のすそのようなものはスクエアボトム(水平切り、アロハカット)なんですね。そのほかに直線的な燕尾服の様に正面が短く、後の裾が長いスワローボトム(スワローテイル、スワローテール)が。日本語から勉強しないとダメだなあ(^^;;)

でもおかげさまでそこから燕尾服→tailcoat(swallow-tailed coat)→ride on someone's coattailsと記憶が曖昧になっていたものを確認することができました。最近はこんなことが増えて悲しいです。イディオムを使おうと思っても正しく記憶していないと決まりませんよね(涙)
Posted by Lily at 2016年04月11日 22:26
Lilyさん

ride on someone's coattails って知りませんでした。辞書で調べたら、人のお蔭で成功するっていう意味なんですね。勉強になりました。

coattailsと複数なんですね。コートのテールは真ん中に切れ目が入っていて尾にあたる部分が2枚になるからかしら?ご紹介いただいた記事のAny shirt with tails must be tucked in. が主語の単数に対してtailsが複数になっていて、引っかかったのですが、coattailsの影響かな?(辞書にHe wore his shirt with the tail out. というのがあったので、シャツの場合は必ずしも複数形にしなければならないということもなさそうでした)ややこしい!


Posted by monto at 2016年04月11日 23:40
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