2016年04月29日

I think


マーク・ピーターセン氏の最新著「なぜ、その英語では通じないのか?」(集英社インターナショナル)を読んでいます。

今まで読んだ部分でもっとも衝撃的だったのは、今まで安易に使っていたI thinkが、注意して使わなければならないという点。

たとえば、

大相撲を見に行って「相撲は外国人にずいぶん人気があると思った」なんていう文。

I thought that sumo is quite popular among foreigners.

これは不自然だ、とピーターセン氏は言います。これでは、「相撲は外国人にずいぶん人気がある」という意見を持っていた、という意味合いになるとのこと。ここは、意見ではなく、そのような事実に気づいた、ということなのだから、

I realized that sumo is quite popular among foreigners.

のほうが自然だと。

また、「九州のほかの県にも行ってみたいと思った」なんていうときは、感じたことを述べているので、

I felt that I wanted to visit other Kyushu prefectures.

であると言います。

基本的にthinkは「考える」の意味なので、「思う」を「考える」で置き換えてもいいときにはthinkが使えるとのこと。

辞書の例文で様々なthinkを確認してみました。

微妙な例文をご紹介すると、

Do you think you could move over a little?(少し席を詰めていただけますか)

まあ、これも「席を詰められるとお考えですか?」と解釈すればthinkが使えるということになりますか。それだけのスペースがあるかどうかの客観的事実ではなく、あなたがどう考えるかの意見を伺う形のほうが丁寧ですものね。

"It's going to rain," I thought to myself.(「ひと雨来そうだ」とひそかに思った)

雲行きからそう考えた、ということだからいいか。

I thought I heard the doorbell.(玄関のベルの音を聞いたと思った)

これは・・・ベルの音を聞いたと考えた、というのはどうだろう?かと言って、ほかに相応しい動詞もないような。強いてあげれば、believeassumeかなあ。でも、ここはやはりthoughtが一番いい気がする。

難しいなあ・・・





posted by Monterey at 17:10| Comment(6) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さすがピーターセン先生、本にする内容の目のつけどころが違いますね。日本語に引きずられずに、英語で感じて表現すれば使い分けができるようになるのかな...。勉強になりました、ありがとうございます。
Posted by ラジ子 at 2016年04月29日 22:05
ラジ子さん

ピーターセン氏は大学で、学生が書く日本語発想の英語を毎日目にするので、いろいろ気になることがあるんでしょうね。でも、言語に鋭敏でなくては少しくらい違和感のある英語でも気が付きませんよね〜

Posted by monto at 2016年04月30日 10:21
私はこうやってコメントを残す時も「あ、思います」を多用しているなと気づくことがあり直して送信することがあります。それと同時に今私が英語を使うのは先生の話すか前後に連絡・質問事項をメールするくらいなのですが、書くときにI think,I hopeをつい使ってしまう自分にいます。それで厳密な違いなどわかっていないままfeel,suppose,believeなどに訂正して送っています。
対してネイティブの先生たちはあまりI thinkと言わないような。少なくても私が出会った先生はほとんど使わない気がします。私が「この言い方はどう?」「この単語じゃだめ」と聞くとI think〜と答えるくらいかなあ。
日本人は断定するのを避けるために「私はこう思う」と言う傾向にあるのでしょうか。私だけかなぁ(^^;;)

Do you think you could move over a little?などという言い方をネイティブでもするのですね。Would youなどでお願いするのと比べて丁寧さはどうなのでしょう。
Posted by Lily at 2016年04月30日 23:07
Lilyさん

私も日本語の「思う」「思います」は多様していると思います(Sorry, no pan intended!!) そのせいか、英語でも簡単に使ってしまいます。話し言葉ではなかなか訂正できないけど、せめて書くときにはもう少し気を付けてみようと思います。(あ〜、どうしても「思います」使うなあ)

Do you think ... とWould you ... の丁寧さですか。こういうのはネイティブじゃないとわかりませんよねえ。Do you think のほうがより婉曲な感じはするけど・・・
Posted by monto at 2016年05月01日 00:18
初めまして。最近時々読ませていただいている者です。とても参考になります。
今日たまたまコロンボの「ロンドンの傘」のセリフを見てました、主人が階段から落ちて亡くなった屋敷にやってきたコロンボが、そこにいる巡査のイギリス訛りが聞き取れなくて、バーク警視正に You think you can ask? と頼みます。そこで、バークは Could you fill us in, constable?「詳しく説明してくれんか」と巡査に聞きます。
状況と立場を考えると、前者の方が丁寧なはずですね。 コロンボは図々しいけど、言葉遣いは一応丁寧だし。
Posted by fun at 2016年05月06日 19:28
funさん

コメントいただいていたんですね!今の今まで、気づかずにいました。もし、今でもブログ読んでいただいていましたら、この場をお借りして謝罪させてくださいね。大変、失礼いたしました。m(__)m

ロンドンの傘、懐かしい!You think you can ask? のほうがCan you ask? より、ずっと丁寧ですよね。

たしかにコロンボさんは、丁寧でありながら、ずうずうしいという離れ業をやってのけますよね。
Posted by monto at 2016年06月22日 17:04
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