2017年09月18日

総取り


しばらく休んでいたドラマ「メジャークライム」(シーズン4)を見ました。その中から気になった表現を3つほど抽出してみました。

1.単数か複数か?

廊下を歩いていた判事に大学生のラスティが「2分ほどお時間取ってください」と無理やり呼び止めます。無理なお願いをするラスティに「もう2分たったよ」とすげなく立ち去ろうとする判事。そのセリフが

Your two minutes are up.

私の注目は動詞がisではなく、areであること。

「2分」はあらかじめお願いした時間。ロイヤル英文法によると、


Twenty years is a long time.
Ten dollars is too much for this old coin.

など、「ある時間・距離・金額などをひとまとめにして1つの単位のように考える場合は、動詞は単数形を用いる」となっています。

ただし、「実際に支払われる金額や経過年数の数量そのものに関心がある場合は、動詞は複数形を用いることがある」とも記載されており、その例には

Three dollars were paid for the old coin.
The first five years are the hardest.


話し手の主観によるところも大きいでしょうか。ただ、前も書いたかもしれませんが、同じような状況で、Your thirty minutes are over.というセリフも聞いたことがありますので、このような状況では、areのほうが好まれるのかもしれませんね。

「2分」の例も「30分」の例も、アメリカのドラマです。だいたい、アメリカ人は主語が単数なのに、複数扱いしたり、その逆に複数なのに単数扱いすることに抵抗があるのかなあと思うことがあります。そのようにはっきり抵抗がある、という意見もあるアメリカ人から聞いたことがありますし、My family are all early riser.という文法書の英文を見て、自分はそんな言い方はしないと言ったアメリカ人もいました。その人は、たしかEvery one in my faimily is all early risers.だったか、もしかしたら、後半部も不自然と言っていたかも。Every one in my faimily gets up early.のように言っていたかもしれません。

2.総取り

違法賭博(ポーカー)の話。「みんなかけ金は現金で10万ドル。勝った人が総どりする」というセリフ。

Each of our poker players put $100,000 in the pot. Cash. Winner take all.

辞書でwinner-take-allで「勝者総どり制度」「勝者総どりの」となっていました。賭けをしなければあまり縁のない言葉ですが、アメリカの大統領選挙がまさにこの制度ですよね。

3.借りる

「トイレ貸していただけますか?」はMay I borrow your bathroom?ではない、というのは英会話初心者がよく注意される事項ですが、「メジャークライム」でこんなセリフがありました。

I hope Rusty doesn't resent me for borrowing his bedroom.

具合が悪くて、主人公シャロンの家に泊まったフリン。シャロンの息子のベッドを使わせてもらったフリンのセリフです。borrowを使ってますね。

複数の辞書の中で、ジーニアス英和が一番詳しかったので、それを紹介します。

「トイレなど移動不可能なものにはuse,家・部屋など賃借りするものはrentを用いる。携帯電話の場合useのほかborrowも可。≪普通の電話の場合でもborrowを使うことがある≫」

ほかの辞書も、だいたいこれに似た説明になっていました。移動不可能な「部屋」は原則からすると、borrowは使わないことになるのでしょうが、まあ、何事もルールどおりにいかないってことですね。




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2017年08月20日

would


NHKのラジオ講座、高校生からはじめる「現代英語」を(できるだけ)聞いています。

8月前半は昨年オバマ(当時)大統領が広島訪問した際のスピーチが題材です。

その中から、2つほど疑問に思った点を取り上げます。一つは解決しましたが、もうひとつは、わかりません。なにかいいアイディアがあったら、教えてください。

1. would

In the span of a few years, some 60 million people would die.

このwouldをテキストで目にしたとき、なぜwouldなのだろう?と不思議に思いました。

in the span of a few years
戦争の開始から終焉まで「わずか数年の間に」という出だし。dieは、戦争開始時に視点があり、数年のちには6千万人が死ぬことになる、という意味で、willの過去wouldが使わているんだなと納得。

その後、ある高校の教科書で、こんな文が出てきました。

Germany had fallen in love with Paul. But German fans would soon be shocked.

これは2010年のFIFAワールドカップで、一躍有名になった予言者ならぬ予言ダコのポール君の話。ドイツ勝利を次々に当てていたので、ドイツ人はポール君が大好きになっていたが、この後すぐドイツのファンはショックを受けることになる。という文。(準決勝、対スペイン戦で、ポール君はスペイン勝利を予言し、そしてそのとおりになる)

ドイツ勝利の予想にドイツ人が気をよくしていた時点から考えると、「その後、ショックを受けることになる」ということですよね。

要は、「(後に)〜することになるのだった」と言いたいときは、wouldを使いましょうということですね。

2.held prisoner

We come to mourn the dead, including over 100,000 Japanese men, women and children, thousands of Koreans, a dozen Americans held prisoner.

テキストの訳を引用させてもらいます。「私たちが来るのは、亡くなった人々を追悼するためです。含んでいるのは10万を超える日本人の男性、女性と子供たち、何千(何万)もの朝鮮半島出身の人々、捕虜となっていた12名のアメリカ人です。

下線部ですが、和訳から考えるとa dozen Americans who were held as prisoners または、a dozen Americans, held prisonersということだと思うのですが、なぜ、prisonersがついていないのかがわかりません。念のため、この単語を辞書で調べたのですが、不可算名詞だとは書いていません。不思議だなあ。

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2017年08月04日

また会いましょう


久しぶりの更新です。m(__)m

たまたま、アメリカ人大学生2人と、大人の生徒さん数名と、ランチをご一緒する機会がありました。

別れ際に、ある生徒さんから、「こういう時、また、会いましょう」と英語ではなんと言えばいいのですか?と質問されました。

See you again.が、ニュアンスは一番近いけど、このフレーズはなんだか古めかしい感じがするので、See you later.かなあ。今度会う予定がなくても、使える挨拶の言葉だと聞いたけど、今回のように、もう一生会わない可能性のほうが強くても使うのかな。

というわけで、彼らに直接聞いてみました。そのこたえは

See you later.

やはり日本語と同じように、これ使うんですね。

しかし、もう一つ
Nice talking to you.

を付け加えました。そうですよね!こういう場合は、このフレーズですよ!「また、会いましょう」ってどう言うのですか?に引きずられてしまう・・・そうではなくて、こういう状況ではどのような表現がぴったりか、それを考えないとねえ・・・





posted by Monterey at 22:43| Comment(5) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月18日

アイヒマン・ショー


映画The Eichmann ShowDVDで見ました。

ホロコーストの首謀者の一人として、1960年代に逮捕され、イスラエルで裁判にかけられたアドルフ・アイヒマン。裁判の一部始終をカメラに収め、その姿を全世界に伝えたのだそうですが、この映画は、そのドキュメンタリーを作成した男たちのお話。

映画の最後に、フルックマンという、そのドキュメンタリーの作成に携わった男性の実際の映像が映り、彼の語りで映画は終わりました。その言葉がずっしり来ました。

英語字幕はなかったので、自分で書きとろうとしましたが、どうにも、わからない部分があり、ネットで検索してみました。https://www.youtube.com/watch?v=_KFxFwQTfq4

それでも、少し、疑問な箇所はあるのですが・・・

Each of us who has ever felt that God created us better than any other human being has stood on the threshhold of where Eichmann once stood. And each of us who has allowed the shape of another person's nose or colors of their skins or the manner in which they worship their God to poison our feelings toward them, have known the loss of reason that led Eichmann to his madness. Well, this is how it all began with those who did these things.

下線部が文法上納得いかないです。

has to know the loss of reason had led Eichmann to his madnessなら、構造としてはしっくりいくけど・・・ただ、それでも、had ledと過去完了にする必要性があるとは思えないような・・・

とりあえず訳としては
私たちの中で、一度でも、神は自分たちを他のだれよりも優れた人間に創り出したと感じたことがあるなら、その人はアイヒマンの立ち位置と同じ場所に立っている。他者の鼻の形や肌の色や神を崇める方法で私たちの感情を害したことのある人はだれでも、理性を失うことがアイヒマンを狂気へと誘ったことを知っておかなければならない。それにより、これらすべてが始まったのだから。

というような感じでしょうか。

ドキュメンタリーを監督したフルヴィッツというユダヤ系アメリカ人は、この裁判中継で、終始、アイヒマンという男は特殊な化け物ではなく、ごく普通の人間で、その普通の人間がこのような冷酷な悪魔になり得るという警告を世に投げかけていました。

愛国心が時に恐ろしいものになるというのは、ここら辺ですよねえ。



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2017年05月02日

猫とねずみ


テレビドラマ「メンタリスト」のシーズン6を見ています。いよいよ、シーズン7が最終となり、寂しいです。

今回は6の最終エピソードから。

1.来週の金曜日

来週の金曜日を英語で言うとき、
next Fridayだと、今日が火曜や水曜日の場合、今週の金曜日のことと勘違いされるので、私はFriday next weekのように表現したりします。ドラマではa week from Fridayと言っていました。そのほうが、ネイティブっぽいなあ、なんて思いました。

2.口がうまい

主人公パトリック・ジェーンは、他人の心理を読み、騙し合いに長けています。その性格を評した言葉。

Jane could sell cats to mice.
ネズミに猫を売ることもできるだなんて、洒落た言い方だなあ。英語っぽい皮肉の言い方だけど。話術に優れた人を表するのに、おどけて使ってみたい。

そういえば、どこかで「南極でも氷を売ることのできる奴」みたいな表現、聞いたことがあるような・・・

いろいろ、バージョンがあるのかも。自分独自のものを考えることもできそう。でも、考えていると、大喜利みたいに思えてくるなあ。

3.窮地にたたされた

窮地を脱したあとの、セリフなのですが、

This is another fine pickle you've gotten yourself in.

pickleに苦境という意味があるんですね。

それに対して、「これくらいのこと、なんて言うことはない」

I've seen worse pickle-wise.

なるほど。been there, done thatの応用ですね。こちらも使えそう。

それにしても、なぜ酢漬けが、窮地になるんだろう?

4.恋愛感情

ジェーンと相棒役の女性捜査官テレサ・リズボン。二人の間には恋愛感情はないよ、と周囲の噂をよそに、言い切る元部下。

They are like brother and sister.

日本語でも、兄妹みたいなもの、と言いますよね。ただ、この英語の表現、無冠詞なんだなあと、そこはチェックポイントでした。

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2017年04月22日

ざまあみろ


ある日のクラス。その日のスキットの内容が、転んで骨折したというものでした。ある生徒さんが、「ざまあ見ろ」って英語でどう言うんですか?と質問しました。この生徒さんは、いつも面白いことを言ってクラスを笑いに包む方で、「ざまあ見ろ」もその一環です。冗談半分、でも、本当にそれに当たる英語ってあるのだろうか?という興味半分というところでしょう。

咄嗟には返答できなかったので、また、また1週間の猶予をいただきました。

和英の訳の中で使えそうだったのは、deserve(s)  

なるほど、これは感覚が近いですよね。

You (He/She) deserve it.

まあ、骨折したという相手に、「ざまあ見ろ」もYou deserve it.も、たとえ、冗談にしてもきつすぎるとは思いますが。

あらかじめ、骨折したという話を聞いていて、実際会ってみたら、松葉杖をついていた、なんて状況だったら、Oh, what a lucky guy!とか、そんな皮肉っぽい言い方で、からかったりはしそう。



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2017年04月09日

La la Land


話題の映画「ララランド」を見てきました。周囲では賛否両論だったのですが、私はなかなか気に入りました。

映画館の中でも、使えそうな表現はメモることにしています。そんなメモから・・・

まずは、「皮肉なことを言うなあ」というセリフ。

That's a nice way to say that.

このセリフこそ、皮肉な言い方。日本語ではあまりこういう言い方しないので、咄嗟に出てきづらいです。でも、洒落ていて使ってみたいなといつも思います。

お次は、「それは本音ではない」

本音と建て前を殊更区別するのは日本社会の特徴とよく言われるので、この「本音」をどう英語で表現しているのか興味があったのですが、そのままでした。

What you were saying doesn't mean what you really want.

みたいな言い方になっていました。

「それほど感動しない」
このセリフは次のように。

I've seen better.

これも、ちょっと皮肉っぽい言い方ですよね。

「実家」
これは、I'm going home.とヒロインが言うと、「君の家は、僕のところだろ?」と恋人に言われての応答として「私が言っているのは実家のこと」というような場面です。

I'm mean "home, home."

へぇ〜と思いました。home in my hometownみたいな気持ちでしょうかね。

ほかに、on the ropeとメモしてあるのですが、どんな場面だったか、覚えていません。辞書を調べると、on the ropesで、「窮地に陥って」なんですね。ボクシングから来ているんですね。

I hear his business is on the ropes.「彼の商売はいよいよだめらしいね」  オーレックス英和より

そのほか、「儚い夢」にpipe dreamというのも使われていました。辞書によると「(あへん吸入によって起こるような)空想的な考え」となっていました。

ついでなので、「ララランド」からではないのですが、ドラマ「メンタリスト」で、「もめごとには巻き込まれたくない」というセリフでdrama-freeと使っていたのも、印象的でした。





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2017年03月12日

シジミ貝


久しぶりにシジミ貝の味噌汁を食べました。子供の頃はよく食べていて大好きでした。(貝好きです)でも、最近はもっぱらアサリの味噌汁ばかりで、シジミはとんとご無沙汰でした。久々に目にして、向田邦子の一節を思い出しました。たしか短編小説だったと思うのですが、お見合いの席で、シジミの味噌汁が出る。見合いの相手が貝の身まで食べるのを見て、それに幻滅し、見合いの話を断るという件りです。

その話をクラスで、簡単な英語で話しました。皆さんはシジミの味噌汁、身は食べますか?と聞いたところ、生徒さんは二人だったのですが、元々貝は好きではないという方は、身は食べず汁だけをいただくという答えでした。もう一人は、食べますという答え。なぜ、幻滅するんですか?と不思議顔。向田邦子がどのように説明していたか忘れましたが、私の言葉で言えば、・・・と、ここで、英語も日本語も出てこない。かろうじて出てきたのは「みみっちい」という語。これって、共通語でしょうか?今、辞書調べたら、載っていたので、北海道弁ではないようですね。でも、その答えは、大人として、あまりにも語彙が貧しいというか俗語なので、もう少しまともな形容詞を探しました。そして出てきたのが「卑しい」 そこでまず、「卑しいから」と日本語で答え、それから英語表現を考えました。

ということで、なが〜い前置きになりましたが、やっと英語の話。「卑しい」を英語でどう表現するか?最初に私が思いついたのは、greedy

でも、greedyは、「卑しい」というより、「貪欲」「なんでもほしがる」ことを表す語だよなあ。ちょっと違う。

そこで和英を頼りました。研究社の和英大辞典では、まず、「身分の低い」という意味の「卑しい」が掲載され、次に「卑劣な」「卑屈な」「野卑な」の順に形容詞が並びます。この中で、vulgarを発見。これは、私が言いたかったものに一番近いと思いました。これをヒントにnot sophisticatedも近いかなあとも。

形容詞と言えば、もう一つ。先月、英検の面接を受けることになっていた高校生。クラス内でも、面接の練習をしたのですが、家でも練習したいのでと、「がめついお願いですが、問題集お借りしてもいいですか?」と言いました。そこで私「もちろん、いいけど、『がめつい』は日本語としてどうなの?」二人で笑ってしまいました。でも、かく言う私も的確な言葉がすぐに出てこない。二人で数秒もどかしい思いをしたのち、高校生のほうが「厚かましい」という言葉を思いつき、「あっ!それだ!」となりました。

「厚かましい」はどう英語で表現すればいいのだろう?すぐに思ったのはdemandingこれでもいいでしょうか?

今、辞書で調べてみました。

オーレックス英和
「厚かましいお願いですが、車を明日1日貸していただけませんか」はI know I'm asking too much, but could I possibly use your car for the whole day tomorrow?

まあ、車を借りるなら、この表現もいいでしょうが、問題集1冊借りるのに、asking too muchはそれこそtoo muchの表現だから、いりませんね。後半のcould I possibly ...の部分だけで十分ですね。このpossiblyがうまく使えない。「厚かましいお願い」と言いたいときは、Could I possibly ...の形で覚えてしまおうっと。

ところで、「貝の身」の「身」はなんて言うんでしょう?

辞書では・・・
オーレックス英和
「工場の人々は一日中あさりの身をむいていた」
The people in the factory were shelling littleneck clams all day.

littleneck clamsで「アサリ貝」らしい

「はまぐりの身を殻から出して粗く切っておいてください」
Remove the clams from the shells and chop them coarsely.

「アサリの身」は「アサリ」、「ハマグリの身」は「ハマグリ」と表現するんですね。カニの身はmeatなのに。同じshellを持っていても違うんですね。




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2017年02月27日

未来を表現するには


家族親戚で海外旅行に行く計画の生徒さん。「現地で息子夫婦と落ち合ってレストランで食事をする予定なのですが、私たち夫婦が先に着く予定なんです。予約はすでにしてあるのですが、後の二人はのちほど来るって、英語でなんと言えばいいですか?」との質問が来ました。

言われた瞬間The other two (will come/ are going to come/ are coming) later.

の3つが頭の中を駆け巡り、今から決まっているのだからare comingだろうと思いながら、それでも自信が持てず脳の中は混乱、なぜかwill comeとボードに書いている私。

クラスが終わってからも、are comingだよなあ・・・と後悔たらたら・・・でも、この3つ(これに加えてwill be comingもかな)、私の中では使い分けられていないんですよね、結局。

改めて本棚に並んでいる文法書で未来表現を確認してみました。(ピンク色の字は、本からそのままの抜粋部分です)

まずはイギリス人デビッド・バーカー氏「英語と仲直りできる本」より

人の予定や計画を話す場合willは使わない・・・「つもり」という日本語になる場合には、willは使わない

going toと現在進行形に関してはその差は微妙で、どうしても違いが理解できないのであれば、未来の計画や予定を話す時にはいつでもbe going to...を使うようにすれば、大きく間違えることはまずないと思います。

The other two are going to come later.

でも良かったのですね。

進行形(この場合are coming)が使われるのは、一般的な傾向として、時間、場所などの詳しい情報まで具体的にきまっている場合(つまり「・・・するつもり」というよりも「・・・することになっている」という場合)

まさに、「遅れて来ることになっている」のですからThe other two are coming later.ですよね〜

続いては、このブログでよく参照させてもらっているTDミントン氏(イギリス人)の「ここがおかしい日本人の英文法」

willに関して -- I'llで始まるような文は、話している時点での決断・決心について述べるときに使われる

まあ、これはよく言われることであり、また、今回はこれには当たらないので、さらりとやり過ごします。

一人称以外が主語の場合も、これに当たらないので、予測・・・がおそらく、willの主要な用法でしょう。・・・この表現は、予測がはずれる可能性を認めていないということです。

この説明は理解が難しいです。予想というものははずれる可能性もあるものだと思うのですが、少なくとも、willを使った場合、話し手ははずれることはないと思っている、ということらしい。ミントン氏は、次のように続けています。たいていの場合には、I thinkI expectprobablyなどの修飾語を使って、willの持つ断定の意味を和らげるほうが安全です

さらに次のまとめの言葉が、私を混乱させます。

be going to doを使うのは、何が起こるかあなたにすでにわかっているときであり、willを使うのは、何が起こるか知っているとあなたが自分で確信しているときです

これ読むと、わかりかけたと思った事柄が幻だったのでは?と不安になります。

そして、いつも頼りにしているマーク・ピーターセン氏(アメリカ人)「英語塾」から

Will you see him when you go to Osaka?

Are you going to see him when you go to Osaka?


"Will you see him〜?"は「彼に会うかどうかはまだ決めていないかもしれませんが、どうしますか」といった感じの質問ですが、それに対して"Are you going to see him 〜?"は「彼に会うかどうかもう決まっているでしょうか?どうする予定ですか」といった感じになります。
"be going to"のほうが”予定がもう決まっている"というようなニュアンスが幾分か強い

最後は、ケンブリッジ社の文法書Grammar in Use

英語の文法書なので私なりに翻訳・要約すると、

going towillよりも、起こるという証拠のある予想に使われる。

しかし、
willも、予想には使われるのだそうです。ただその予想は個人の意見や経験に基づくのだそうで、例文としては

Why not come over at the weekend? The children will enjoy seeing you again.
I imagine the stadium will be full for the match on Saturday.


going toのほうは、もう少し客観的証拠があるってことなんでしょうね。でも、一瞬にして、これは客観的な証拠に基づいた予想か、それとも個人的な意見かなんて、いちいち判断できないよー

バーカー氏は、本来、進行形で表すべきところを、going toを使って表現しても、大きく間違えることはないとおっしゃっているのですから、予定に関してはgoing toを原則とし、「きっと〜します」はwillを使う、とこれが基本ルールかなあ。

「〜することになっている」は進行形ですが、supposed toという表現で行けますのでね。

これ以上は悩まないことにします! いや、悩みつつ、より良い選択をする努力をし続けるべきか!







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2017年02月10日

数と量


ずいぶん昔ですが、プラスチックごみ収集日のこと。家じゅうのごみを集めて、これで全部かな?と家族に確認すると「物置にたくさんあったはず」と言われ、物置に行くと、そこにプラスチックのごみが入った大きな袋が一つだけありました。「たくさんあったはず」と言われたとき、私は頭の中に数個のごみ袋を思い浮かべていました。しかし、家人が言った「たくさん」は数ではなく、量のことだったのだと、ポツンと一つあったごみ袋を目にして悟りました。こんなとき、英語なら、manymuchか、どちらを使うかで勘違いはおきないよな、と思ったのを今でも覚えています。(a lotを使えば、日本語同様、わからないですけどね)

さて、今週のジャパンタイムズ、バイリンガル(日本語講座)のページに、「SK社との契約のことなんですが、ちょっとこちらが譲歩しすぎたかなと、心配になりまして・・・」というセリフが出てきました。英訳を見る前に、自分で英作してみました。

I'm afraid that we made too much concession with SK Co.?

今、辞書で確認すると、「〜への譲歩」というときはtoを使うようですね。

そして、concessionは可算名詞なんですね。

ジャパンタイムズの英訳は
...could I talk to you about the contract with SK Co.? I am worried that we may have made too many concessions.

concessionが可算であるなら、much concessionではなく、many concessionsになるのも道理ではありますが、これなら、「多くの点で譲歩した」ということですよね。

もし、これが譲歩の幅の問題ならどうなんだろう?たとえば車の販売だとして、100万円で売りたいところを、80万円で手を打つことになったときに「譲歩しすぎたな」と言いたければ、I made a concession too much.と言えるのかしら?それは変かあ。I made too big a concession.それも変かあ。

日本語なら、量(範囲・幅)の問題なのか、数の問題なのか、どちらであっても「譲歩しすぎた」を使えるけど、英語は区別が必要なんだろうから、なにかしらの言い方はあるはずだけど。ぴったりくる表現が思いつかない。

ところで、concessionには「売店」の意味もありますが、一つの語源から発した語のようです。「譲歩」と「売店」とは、ずいぶんかけ離れてみえますが、どうして、こうなったのだろう?と、ただいま語源に凝っている私は気になりました。答えはわからないのですが、concedの1番目の意味には「(しぶしぶ)認める」が載っています。そこから「譲歩」への流れは容易に理解できます。そして、2番目の意味に「・・・を(権利)として許す、与える」というのがあり、concessionにも、土地使用権、営業許可という意味がありますから、そこら辺から、売店の意味が生まれたのかもしれませんね。


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2017年02月07日

double indemnity


本屋さんで本をパラパラ見ていると、鳥飼玖美子さんの本(タイトル忘れてしまいました)を見つけました。その帯に大学受験もTOEICも読解力が勝負、みたいなことが書かれていました。改めて読むことの大切さを痛感した瞬間です。

帰宅して、本棚から読みかけのまま埃をかぶっているペーパーバックの中から1冊取り出しました。James M. CainDouble Indemnityという本。保険の倍額支払いという意味らしいのですが、ふる〜い小説(1930年代)なので、英語も古いです。今確認するとビリーワイルダー監督が映画化しているんですね。私は子供のころ、NHKでドラマ化したものを見た記憶があります。

古いうえに、主人公は教育程度が低いということなのか、彼の語る言葉には三人称単数の概念がなくHe don'tを連発しますし、変だなあ?という英語に時々お目にかかります。わざと間違った表現を作者が使っているのか、古い表現だからなのか、単に私の英語力がないからなのかわからないまま読んでいます。

それでも参考になる表現も、もちろん出てきます。保険の営業マンである主人公が保険の更新時期にある家にアポなしで売り込みに行きます。留守かもしれないけれど、「ひょっとしていらっしゃるかもしれないと思いまして」みたいなセリフが

I just took a chance.

「ダメ元」は

so I though it wouldn't hurt.

結果、夫は不在で妻が応対します。「どのような保険ですか?私も知っておかなければならないのでしょうが、把握していなくて」

と、このセリフは

What kind of insurance has he been carrying? I ought to know, but I don't keep track.

こんなところにkeep trackが使えるんだなと、頭の片隅にメモ。これを聞いてセールスマンは「事故が起こらない限り、だれも気にしませんよね」と応答しますが、その「気にしない」にもnone of us keep trackと使っています。

there's many a man walking around todayなんて英語も出てきます。many a プラス単数名詞というのは高校の文法書には書いてありますが、今では、ほとんど使われないのではないでしょうか。

子供のころドラマで見たとはいえ、ほとんど記憶がないので、この先楽しみに読みたいと思います。今度は途中で投げ出さないように。
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2017年02月04日

arguably


2月3日付けジャパンタイムズ、スポーツ欄に二刀流として有名な大谷翔平選手が足首の故障により、3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に投手としての出場を辞退したという記事が掲載されていました。実際は昨日小久保監督から投手打者問わず代表メンバーからはずすという発表がありました。

野球ファンとしては残念ですが、ここは英語のブログですので、英語のお話。この記事の第2段落の書き始めが、こんなかんじでした。

Otani is easily the most popular name on the Samurai Japan roster...
(大谷は侍ジャパンの名簿の中で文句なくもっとも人気のある名前である)

注目ポイントはeasily

辞書に【最上級・比較級などを強めて】確かに、疑いなく、と載っていて、例文としては

be easily the best [first]もちろん最上だ、苦も無く一番だ

In value salmon easily leads.価値の点でサケが無論筆頭

この使い方を見て、arguablyという副詞を思い出しました。

arguablyに初めて出会ったときは、なんだか変な単語だなあと思ったものです。辞書には「(論理的に)主張できるように、おそらく間違いなく」と載っているのですが、argueは「言い争う、議論する」ですからねえ。それが副詞になったら、「おそらく」はついているものの「間違いなく」っていう意味になるのはどうして?と腑に落ちない気持ちでした。

ランダムハウス英和によれば「ほぼ間違いなく」のほかに「議論の余地はあるが」という意味も載っています。100人中一人、ふたりは異議を唱える者もいるかもしれないが、ほぼ全員と言っていい人が同意するであろう、という意味合いで使われるようになったんでしょうね。日本語なら「嵐は日本でもっとも人気のあるグループだ」などと言い切ってしまうところを、英語ではone of the most popular groupsと用心深く言いますからね。そんな論理が働いて、「議論の余地はあるにせよ」のような語が生まれたのかもしれませんね。

それに対し、easilyは採決取ったとしても、なんの議論もなく簡単に決まってしまうほど、「当然の」ということなんでしょうね。



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2017年01月24日

語源


先日、初級の生徒さんからbusybusinessは何か関係あるのですか?と質問を受け、ジーニアス英和をチェックしてみました。すると、businessbusy+ness「手がふさがっていること」というのがそもそもの意味だと書いてありました。

音が似ている語というものは、こうやってつながっている場合が結構あるんだなあと改めて思ったしだいです。ちょっと語源に興味を持ち、それにまつわる本を2冊ほど購入しました。

1冊目は「英語の語源のはなし」(佐久間治・研究社出版)
ドルマークや、アンドのマークの起源とか、小鳥のカナリアは元をたどれば実は犬のことだったとか、とても興味深い話が満載でした。

そんな中、一番驚いたのがpenpencilは実はなんの関係もないという話。

penは「羽(根)」を表すフランス語から来ているのだそうです。たしかに昔は羽ペンで書いていましたものね。それに対し、pencilは「尖った」を表すラテン語が語源だとのこと。同じ語源の「尖った」関連ではpeninsulapenetrateなどがあるとのこと。

余談で、フランス語では「鉛筆」をcrayonと言うそうで、なんだか混乱してきそうなエピソードです。

もう一冊は「英語の質問箱」(里中哲彦・中公新書)

こちらも、「乾杯」を表す言葉がなぜトーストなのかなど面白い話がいろいろありました。そんな中、時々、英作文コーナーみたいな箇所があって、孫の誕生日を忘れてしまい、遅ればせながら誕生日カードを書いているお祖母ちゃまの英語がためになりました。「この歳になると物忘れがひどくなるの。自分の誕生日を忘れようと努力していたら、努力しすぎちゃってあなたの誕生日まで忘れてしまったの」この最後の部分をこんな風に表現していました。

Seems like I made an extra effort and forgot even yours.

こんな機転の利いたカードなら、読んでいて楽しいですね。




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2017年01月10日

メリル・ストリープのスピーチ


明けましておめでとうございます。

って、年が明けて10日も経ってからこんな挨拶しても間が抜けた感じですが・・・

朝方テレビで、メリル・ストリープがゴールデン・グローブ賞受賞スピーチにおいて、トランプ氏を批判したという話題を見ました。その原語版を知りたいと思ってネット検索し、動画もスピーチスクリプトも目にしたのですが、感情に流されることなく冷静でまた威風堂々としていて感動的でした。

そこで、彼女のスピーチの一部をご紹介したいと思います。

...you and all of us in this room really belong to the most vilified segments of American society right now.(今この部屋にいる私を含めた全員がアメリカ社会で一番批判される集団の一員です)
--訳は私が付けています

vilify:けなす、中傷する(知らない語だなあ・・・)

Think about it: Hollywood, foreigners and the press. But who are we and, you know, what is Hollywood, anyway? It's just a bunch of people from other places.(考えてみてください。ハリウッド、外国人、マスコミですから。でも、私たちは何者でしょう?ハリウッドって一体なんでしょう?諸々のところからやって来た人たちの寄せ集めじゃないですか)

と言って、会場にいる俳優たちを名指しで、その人たちの出自を述べ、ハリウッドが如何に多様な人たちの集まりであるかを思い起こさせます。そして、こう続けます。

So Hollywood is crawling with outsiders and foreigners and if we kick them all out, you'lll have nothing to watch but football and mixed martial arts, which are not the arts.(ハリウッドはよそ者、外国人だらけです。その人たちを追い出したらどうなりますか。見ることのできるものはフットボールとマーシャル・アーツだけ。それはアーツではありません)

ここら辺、トランプ氏への当てつけである気がしました。選挙戦の応援メンバーを見ても格闘家が目につきましたし、全米プロレス協会の元理事が重職に就くとか取り沙汰されていましたし。

また、トランプ氏が体に障害を持った記者をそのことで嘲笑したという事件があったそうで、メリル・ストリープはそのことにも、冷静に、しかしはっきりと触れて遺憾の意を表明していました。

そして次のセリフにつながります。

Disrespect invites disrespect. Violence incites violence. When the powerful use their position to bully others, we all lose. OK, go on with that thing. OK, this brings me to the press. We need the principled press to hold power to account, to call them on the carpet for every outrage.(軽蔑は軽蔑を招き、暴力は暴力を呼びます。権力のある人がその地位を使って他者をいじめると、私たちはそれに対抗する術がありません。どうぞ、やるならやってください。だから、私はジャーナリストの皆さんに呼びかけます。私たちは信念を持った記者の皆さんに権力を牽制し、あらゆる横行に対し批判していただく必要があります)

こんな訳でよろしいでしょうか。

スピーチの最初に、彼女は先週末、声を出しすぎて枯らしてしまいました、と言っていたのですが、彼女の声はそのとおり枯れていました。しかし、声の小ささとは裏腹にそのメッセージは力強く、会場の感動を呼んでいました。彼女の存在感の大きさとハリウッドの権力に立ち向かう姿勢に、私も改めて感動しました。

追伸
自分の訳が間違っていないか確かめたくて、このスピーチを和訳しているサイトを検索してみました。そこで、見つけたのですが、格闘技のくだりは、一部の格闘技愛好家の怒りを買っているようですね。私もこのくだりに関しては、ちらっと気にはなりました。でも、日本では相撲や柔道は「道」として貴ばれ、芸術に近い扱いを受けることもあるけど、アメリカにおいての格闘技はプロレスやK−1などで、芸術とは呼ばないだろうな・・・と思いました。私は野球をはじめスポーツ観戦は好きですが、それは芸術とは捉えていないし、この世には芸術とスポーツとその両方が存在していてほしいです。そのどちらも欠けた世界は望みません。






posted by Monterey at 13:24| Comment(5) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月29日

Happy New Year!


押し迫ってきましたね〜
この時期にはテレビで、年末年始のしきたりを紹介したりしますよね。たとえば、本日、29日には、お正月の飾りつけをしてはいけないとか。こういうのって、形式に縛られすぎて、私には不毛に思えることもしばしばあります。

それはさておき、先日見た番組で、年賀状のA HAPPY NEW YEARは間違いだと言っていました。その理由は"A"を付けると、年明け前の挨拶になってしまうから、というもの。

私はそれを聞いて、う〜ん、100%正しい説明なのだろうか?と気にかかってしまいました。

むか〜し、A Happy New YearHappy New Yearどちらが正しいの?と一人のアメリカ人に聞いたことがあります。その人曰く「面と向かって挨拶するときは、Happy New Year!、書き言葉としてフォーマルなニュアンスがあるのがA Happy New Year カードの文面であっても、カジュアルにしたければAは付けない」

それを聞いて私は、Aが付くのは、I Wish You a Happy New Yearの省略ということなのだろうなと思いました。

それから数年、年賀状のフレーズを注意してみていると、"A"が付いている物から、付いていない物へと主流がシフトし、今では付いていないバージョンが大多数な気がします。

考えてみれば、I wish you a happy new yearと書くのは、クリスマス・カードなど、年末の時期でしょうからね。年が明けてから、このフレーズを書くことは英語圏ではあまりないのかも。それに対し、新年、人に会えば当然Happy New Yearという挨拶を交わします。そう考えると、A Happy New Yearは年の瀬っぽいのかなとも思います。

ただ、どうなんだろう?たとえば、12月31日に、たまたまメールを送ることになった英語ネイティブがいたとして、その人が、文面の最初か終わりにA Happy New Year!と書くかなあ?I wish you a happy new yearHave a happy new yearなら書きそうだけど。省略して書くことあるのかなあ?

1月開けてのメールならどうだろう?I wish you a happy new yearなら、買いても良さそうな気もする。Have a happy new yearは「良いお年を」と言っているようで、年末の挨拶に思える...

A Happy New Yearは年末にも年始にも使わない気もする...でも、昔聞いたアメリカ人はフォーマルな感じはするとは言っていたけど、使わないとは言っていなかったから、不自然なこともないのかなあ。使えるなら、年末でのみ使うのかしら?そうは言っていなかったけどなあ。

どうも、気になることを投げかけてきた番組でした!

とりあえず、皆様、良いお年を!



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2016年11月29日

Revenge


ひっさびさの更新です。

その間も、ドラマ「リベンジ」をチョコチョコ見ていたので、そこからのメモです。(このドラマ、「やりすぎだろう!」とあきれ加減でもあるのですが、途中で止めるわけにいかないという状態になっています)

1.後輩
ご存知のように、英語では先輩・後輩の観念あまりありませんよね。だから、生徒さんから「先輩ってどう言えばいいんですか?」なんて質問が出ると、答えにolder/elderくらいしか思い浮かばず、困ります。

今回、ドラマでは同じ大学出身だという二人の間で、「あなたの2,3年後輩ですね」というセリフが出てきました。それがこちら

So I was probably a few years after you.

after youなんて表現、私にはないなあと思わずメモしました。(日本なら、2,3年の違いだったら、「何年卒業?」なんて確認して、正確にいくつ後輩なのかはっきりさせそう)

(あれっ?このセリフ、「リベンジ」からではなく、映画「スポットライト 世紀のスクープ」からだったかも・・・いい加減ですみません)

2.不愛想
彼は不愛想だから、というセリフ。これをこんな風に表現していました。

He's not a people person.

なるほどね。簡単な表現で、自分でも使えそう。

3.深い穴

政治家は信用ならない、と怒っている男性。その弟が、冗談めかして

Do you know why you're supposed to bury a politician 100 feet down? Cause deep down, they're really good people.

たしか字幕では「なぜ政治家を埋葬するときは深く穴を掘らなくてはいけないか知ってる?生まれ変わったら、善人になれるから」みたいなかんじでした。普通の人より深く掘らなければ善人に生まれ変わることはできないってこと?そのくらい政治家は救いようがないってこと?

なにか腑に落ちなくて、英語字幕を確認しました。すると、ますますわからなくなりました。しかし、今はネットという便利が道具があります。調べた結果、これはディオゲネスというギリシアの哲学者の言葉だそうで、元々は政治家ではなく、弁護士に言及したもの。地中深くでは、彼らも善人だ。つまり、地上では(弁護士はだれ一人)善人ではない。という痛烈な皮肉なのだそうです。そんな昔から、弁護士は悪徳で有名だったのかなあ。それにしても、これがドラマのセリフだなんて、この哲学者の言葉って、英語圏ではよく知られたものなのかなあ・・・


posted by Monterey at 13:04| Comment(2) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月25日

ドラマ「リベンジ」より


最近見ているドラマ「リベンジ」からメモった表現です。

1.やっぱりな
「やっぱりな」という言葉は、様々な状況で使われますが、今回は、「やっぱり、君の言ったとおりだったな」という場面だったので、

You're right.

なんの変哲もないのですが、これとSee!? I was right.の二つで、「やっぱり」の半分はカバーできるかもと思いました。

この語には正反対の意味、「やっぱり、間違っていたかあ」という使い方もありますよね。その時は、Oh, I was wrong.くらいでしょうか。

2.逆切れするのは筋違い
あなたも私に同じことしたくせに、私があなたに同様のことをしたら怒るなんて、そんな資格あるの!?という場面でした。そのときのセリフが

Careful who you're calling black, little kettle.

これは、元になったフレーズがありますよね。

The pot calls the kettle black.

改めて辞書をひくと、「自分のことを棚にあげて他人を非難すること」と載っていました。辞書によっては「目くそ鼻くそを笑う」という日本の諺を訳語にあてているものも。それにしてもこの諺、もう少し清潔感のあるものにできなかったのかなあ。

「自分のことを棚にあげて!」と言いたいとき、すっと出てくるのはむずかしいから、Hey, black kettle!とか言ったら、ネイティブには通じるかしら。まあ、めったに使う状況はやってこないと思うけど。

3.電話に出ろ

ある女性にかかってきた携帯電話。出たくない女性。隣の男性がじれったそうに「電話に出ろ」という場面。

Take the phone.

なぜ、これを取り上げたかというと、つい最近、英検準2級の問題集をクラスでやっていて、これにまつわる問題が出てきたから。

The phone was ringing, but there was no one to ( ) it.
1. reply 2. receive 3. answer 4. take


答えは3番。教えていて、ほかはダメなんだろうか?とふと思ったのですが、まあ、自分で使うならanswerだし、正解を確認してもanswerだったから、ほかは使わないってことね。ということにしました。

その矢先にTake the phone.と出てきたものだから、あれ〜?と思ったのでした。




posted by Monterey at 13:43| Comment(5) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月07日

高校の教科書から


高校の教科書から、考えたこと・・・

70%も
「私たちが語ることの7割もが言葉以外のコミュニケーションによるものである」という意味を表す次の文

As (    ) as 70 percent of what we say comes from non-verbal communication.

ある高校のテキストからのもの(多少、簡略化してあります)

(  )内には何が入るでしょう?

70%を数と捉えるか、量と捉えるかの問題かと思います。manymuch

正解はmuch

自分で英文作ろうとしたら、muchを選べたかなあ・・・

金額だって、700ドルとか1200円とかという答えに対し、疑問文はHow muchなのだから、当たり前かあとも思う反面、お金はmoneyが不可算なので、納得だけど・・・と思ったり。

まあ、クイズとしては(テスト問題なら)、動詞がcomesと三単現の"s"が付いていることからも、manyではないヒントがあったってことになりましょうか。

2.WOULD
セサミストリートの前身となる番組の説明で、「その番組は1時間で週5日間放送された」という文

The show would last an hour and run five days a week.

wouldの使い方・・・

自分では、ここでwouldを使用するって考えは浮かばないだろうなあと思います。

たぶん、この文をThe show lasted an hour and ran five days a week.

と単純過去で表しても、「週5日」というフレーズで、1回きりの話でないことはわかるとは思いますが、過去の習慣・反復を表すwouldを使うことによって、そこをさらに強化しているということでしょうか。

will/would使いこなせていないなあ・・・

3.強意

比較級を強める表現として高校の文法書には、much, far, a lotが掲載されています。

たしかに、much moreとかa lot biggerなど、よく耳にします。

でも、強意と言えば、even + 比較級というのもあると思うのです。よく使われるのに、高校の文法書では見かけないのが不思議。意味は、morea lotとは異なるけど。

much等は、比較の度合いが、「比べものにならないほど、はるかに」という意味合い。それに対して、evenは、こちらも〜だけれど、あちらは、さらにそれ以上にという意味。

たとえば
He is much taller than his father.
だと、お父さんより、何センチも、あるいは何十センチも高いことになりますよね。

His father is 185 centimeters. But he is even taller than his father.だったら、お父さんもセガ高いのに、彼はさらにもっと高いということですよね。

文法上は、比較を強めるのはmuch, further, a lotの役割だけど、「さらにもっと」というのは意味の問題であって、文法の問題ではないってことかなあ・・・よく使うんだけどなあ・・・




posted by Monterey at 14:07| Comment(0) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月12日

お任せします


生徒さんの一人が旅行に行くので、お土産は何がいい?と他の生徒さんたちに尋ねました。すると、一人が「お任せします」と答え、私に「それって、英語で何と言えばいいんですか?」となりました。

私はとっさにIt's up to you.

と答えたのですが、あとで考えて、それだと「あなたしだい」みたいな感じになってしまい、少しニュアンスが違ってきますかね。

I'll (We'll) leave it up to you.なら、いいでしょうか。

そんなことを思っていると、ドラマ「リベンジ」で、バーで、店側の人が知り合いの客に「何にする?」と聞く場面で客が「お任せするわ」というセリフがありました。

Dealer's choice.

と言っていました。辞書で調べても出てこないので、よくあるフレーズなのか、脚本家が考えた洒落たセリフなのかわからないのですが、通じているのでしょうから、どこでも、使えるってことですよね。

それで思い出したのが、同じような場面で、別のドラマで

Surprise me.

というのがありました。

これも、「お任せします」の洒落た英訳として使えそう。

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2016年08月31日

belong


高校のテキストにあった問題

「このクラブに入ってから2年になります」

生徒は
It's been two years since I belonged to this club.

としました。気になったのはbelongという動詞。

I belonged to this clubと表現したら、「このクラブに所属していた」と、所属していたのが過去になってしまい、今は所属していないみたいじゃない?とその高校生にアドバイスして、joined this clubと訂正しました。

個人レッスンだったので、ほかの高校生たちはどういう書き方をするのか確認できなかったのですが、かく言う私も高校生時代なら、belong使ったかもなあ・・・

中高時代は、「クラブに入る・入っている」と言えばbelong toを使っていた気がします。大人になって、そういう場合にはあまりこのフレーズは使わないようだと思い、避けるようになりました。

最近思うのは、belongは、「団体に所属している」という意味よりも、「自分のいるべき場所」「本来の居場所」という意味でよく聞くなあということ。

つい最近も、教材で使っている「アナと雪の女王」で、

Arendell is where you belong, (but I don't)みたいなことを、姉エルさが妹アナに言っていました。(アレンデールは、二人が生まれ育った王国の名前)

古くは、ビートルズのGet Backにも、Get back to where you once belongedとありますよね。

初めてこの歌詞を聞いた(見た)ときには、belongって、クラブなどに所属するっていう意味以外に、こんな使い方もするんだあ、と思いましたが、むしろ、こちらの使い方のほうが多くて、クラブに所属するに使うには、少し硬すぎるかんじですよね。

辞書を引いてみました。

面白い使い方としては、

That stopper belongs to this bottle.
その栓はこのびんのです。

He belongs in teaching.
生粋の教師だ。

Do you think you belong here among us?
お前はおれたちの仲間だと思っているのか。

Even white lies don't belong here.
善意のうそでもこんな場面にはふさわしくない。

He doesn't belong.
彼は人となじめない。

など。

だったら、
「自分だけ浮いていた気がする」と言いたいとき、
I felt I didn't belong there.でも、いいかしら?


posted by Monterey at 13:56| Comment(1) | 英語学習日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする