2011年03月01日

迷信どこまで信じます?


2月28日付けジャパンタイムズに掲載された記事からです。

タイトル

Superstition still common among Asian

(迷信は未だアジアに根強い)

主に東アジアで姓名判断、風水などが尊ばれているというお話。こんな話も。

Some Chinese are willing to pay extra to register phone numbers and car plates containing the number "eight" simply because it sounds similar to the word for "lucky" in Mandarin and Cantonese.

(中国人の中には電話番号や車のナンバーにお金を払ってでも「8」がほしいという人がいる。理由は「8」が北京語や広東語で「幸運」を表す語と音が似ているからだという)

中国でも「8」はラッキーな番号とされると、聞いたことはありましたが、日本のように、「末広がり」だからではなく、音が「運」に似ているからなのかあ・・・


containincludeと違って、「一部として含む」のではなく、「中味の全体として含む」という意味ですから、ナンバープレートもどこかに「8」を含むのではなく、「8888」みたいに全部8のものが求められているのでしょうね。

Conversely, the number four is avoided as it is pronounced almost exactly like "death."


(逆に、数字の4は「死」とほぼ同じ発音のため避けられる)

ハングル語では4と「死」が同じ発音で嫌われると聞いたことがありましたが、中国語もそうなんですね。たしか、ハングルでは9も「苦」と同じ発音と聞いた気が・・・でも、定かではありません。

こんな興味深い話も。

In Taiwan, birth rates always fell sharply in the years of the tiger because of a belief that babies, especially girls, born to the sign are less lucky as they bear the animal's fierce attributes.

(台湾では、寅年に出生率がいつも急激に落ちた。これは、寅年に生まれた赤ん坊は、特に女の子は虎の獰猛な性格を持ち備えるので、他の干支の子より不幸になると信じられているからだ)

なぜ、always fellと、過去形なんだろう?今では、そんなことはなくなったのかな?だったら、used toを使ったほうがいいのに・・・

日本では、「丙午(ひのえうま)」の赤ん坊が避けられ、出生率が低くなると言われているけど、それは今でも同じなのだろうか?

日本のことはどう報告されているかというと、

...in high-tech Japan, Shinto priests hold purification rites for new bullet trains and many entrepreneurs are said to seek the advice of palm readers and star gazers.

(ハイテクを誇る日本では、新幹線が新しく使われる際、神道の神主が清めの儀式を執り行う。また、企業経営者の多くが手相判断や占星術者の助言を求めると言われている)

昔、レーガン大統領の妻ナンシーさんが、大統領の大きな決断に星占いを使って助言していたと、だれかの後日談本に書かれましたが、古今東西、苦しい時は神頼みということでしょうか・・・

posted by Monterey at 12:58| Comment(3) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月27日

指を切り落としたら

以前、中学生の問題集の例文にHe cut a finger.というのがあり、それを見たある中学生が驚いた表情を見せました。なぜ驚いているのだろう?と思っていると、彼が「指を切り落としたなんて、怖い文だ」と言うのです。

切り落としたのなら、cut off a fingerであり、offのないこの文は単に「指を切った・傷つけた」の意味だよ、と私が言うと、彼も納得していました。

そんなエピソードを思い出したのが、下の文(ジャパン・タイムズ2月24日付けWORDS to LIVE byという病院の先生へのインタビュ記事。

ドクターのセリフに

Let's say you just sliced off a finger.

と出てきたので、「おやっ?」と思いました。まさか、指を切り落としたケースではなかろう!でも、offとあるからには、一部が体から切り離されたことを示唆しているのだろうなあ。sliceは薄切り状態に使うのだろうから・・・指の皮を誤ってナイフで切り落とした場合の話かな・・・

腑に落ちないまま、読み進みました。しかし、やはり、指自体を切り落としてしまった時の処置法の話でした。指の皮を切り落としたのならcut off skin of a fingerにしないと誤解を招くのかな。

余談ですが、「草刈り」と言いたいときは、cut the grassでいいのですよねえ。草の一部を切り離すのだから、cut offとしたくなっちゃう。切り離すことが重要なのではなく、草の長さが短くなることが興味の対象だからかなあ・・・

さて、指を切り落とした時の処置法----そんなの実践する機会がないことを望みますが----英語表現で勉強になる個所がありました。

1.止血のために手のまわりを布で巻き、おさえる。

First, stop the bleeding by wrapping cloth around the hand and applying pressure.

apply
に軟膏などを「塗る」という意味がありますが、「(圧力を)加える」もありなんですね。

辞書で確認すると、

apply pressure to the cut: 傷口を押さえる

apply a bandage: 包帯をする

2.血の流れが止まるよう手をあげる。

Lift up the hand so the blood stops flowing there.

ここから、ちょっとグロテスク。

3.切り落ちた指をぬるま湯で洗い、清潔なガーゼで指を巻く。そしてビニール袋に入れる。

Next, rinse the chopped-off finger in lukewarm water, wrap clean gauze around it and put it in a plastic bag.

4.その袋を氷水に浸す。決して傷口を氷に触れさせないこと。血管が傷ついて指の接合ができなくなる可能性がある。

Then put the bag into iced water. Never let the chopped-off body part touch ice, as that would damage the blood vessels to the point that reattachment could be impossible.

5.事故後6時間以内ならば接合可能なので、できるだけ早く病院に行くこと。

After an accident, the golden number of hours is six, so you want to get to a hospital as soon as possible.

golden
: [米略式]将来見込みのある、前途のある

「〜してはいけない」という意味でYou don't want to ...という表現がありますが、「〜しなさい」という肯定形も可能なんですね。

ちなみに、(理想は6時間以内だけれど)12時間以内なら、おそらく接合可能だろうとのことです。

それにしても、日本語は「切り落とす」「切り取る」など複合動詞で表しますが、英語はcut off/out/intoと前置詞で意味の微妙な差を表しますよね。短い語だけど、その役割は大きい!前置詞は小粒でもピリッと辛い!

posted by Monterey at 11:19| Comment(0) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月13日

性格と遺伝子


2月11日付けジャパンタイムズの記事からです。

タイトル
Twins study suggests niceness is partly genetic

(双子の研究で性格の良さは遺伝子に関係していると示唆)

ちょっと、興味深かったので、読んでみました。

Selflessness and civic-mindedness can be inherited, especially if you are a woman, according to new study. Niceness, in other words, may be in your genes.

(新しい研究によると、自己犠牲の精神と公共道徳心は遺伝する可能性があるとのこと。特に、女性の場合は。つまり、性格の良さは遺伝子によるかもしれない)

こんな風に、記事は始まっていました。性格と遺伝子には、なんらかの関係がある、というのは、「きっとそうだろうなあ」と想像がつきますが、なぜに、「女性は特に?」こんなところで、性差が登場するのは不思議な気がしました。それは、それとして・・・


一卵性と二卵性の双子を入り混ぜて、1000組を対象に調査をしたそうです。一卵性は100%、二卵性は50%遺伝子を共有しているとのことです。

たとえば、こんな質問が調査項目にあったそうです。

...how much compulsion they felt to pay more so that everyone, including the poor, could have access to medical care.

(貧困者をはじめ、だれもが医療サービスを受けられることに、どれだけ強い必要性を感じるか)

で、この項目に、一番大きな必要性を感じたのが、女性の一卵性双生児だったとのことなんですが・・・

一卵性と二卵性で違いが出たことにより、prosocial behavior(「社会順応的な行動」とでも訳せばいいでしょうか)では、遺伝子が大きく関係していると結論づけられるとのこと。

ところが、

The difference was much less pronouned among men

女性では、違いが出たのに、男性ではあまり顕著な違いが出なかったのだそうです。

このことに関しては、これ以上、記事では触れていませんでしたが、これを拡大解釈すれば、反社会的行動を起こす人の場合も、女性は遺伝子の影響が大きく、男性の場合は、生活環境が影響していると考えることができるってことかな??ふ〜ん・・・って、拡大解釈しすぎか・・・





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2011年01月21日

就職率


非常勤講師として出向いている大学で、その学校のカナダ人の先生と学食で一緒になりました。この大学の就職率はいいみたいですね、と話そうとして、はたと「就職率?」ってなんていうんだろう?と言葉を探すハメに。失業率なら、jobless rateとよく耳にするけど、就職率って聞かないなあ・・・

結局、私はthe rate of the students who have gotten jobsのような説明をしたのですが、動詞もgetはイマイチだなあと思いました。

カナダ人先生と話をしていて、就職率という英語を耳にしない理由がわかりました。カナダでは(そして、おそらく、アメリカやイギリスなどでも)大学は学問追及の場であり、大学が積極的に就職斡旋を行なうことはないとのこと。「大学が学生の就職率を発表するってことはないの?」と訊くと、ノーとの答え。職探しはあくまで個人の問題ということらしい。会社側も、大学名で学生を選ぶというよりは、個人の資質で選んでいるのでしょうね。

しかし、「就職率」を英訳しなければならないこともある。ということで、ジャパン・タイムズの就職率が記録的に低かった、という記事を注意しながら読みました。

タイトルが

Job offers for grads-to-be at record low

(新卒予定者への求人は記録的な低さ)

小見出しが

Just 68.8% able to secure pledge of work

(内定は68.8%にとどまる)

そうかあ、getの代わりにsecureねえ。内定にpledgeですか。pledgeというと「誓い」という日本語が出てきてしまうのですが、「誓約、保証」の意味があるのだから、この単語がふさわしいのかも。

今年3月卒業予定者の12月1日現在の就職内定率は68.8%にとどまった、という出だしの英語は

Only 68.8 percent of university students had found jobs as of Dec. 1 before their graduation this March,

でした。いずれも「就職率」という名詞句を避けて、文全体として表現していますね。

ちなみに、有効求人倍率はthe ratio of job openingsとしていました。





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2011年01月16日

After 20 years


毎度、楽しい話題を載せてくれるジャパン・タイムズのディロンさんのコラムから。

今回は、出だしが好きでした。

Japan is a revloving door when it comes to foreign residents. They come and they go. And when they go, most never come back.

(日本は、外国からの住人にとって、回転ドアだ。中に入り、外へ出て行く。そしていったん出ると、そのほとんどは戻らない)

when it comes to ...は、普通、「...といえば」「...の話になると」という使い方だけど。ここは、元の単語の組み合わせに近いのかな?「外国からの住人のところに行けば(行って話を聞けば)」みたいなかんじかなあ?

その次が、素敵な表現だなあと思いました。

My life--like everyone's I suppose--has been touched by a lineup of characters who once energized my daily routine. We worked together, laughed, argued, and became dear friends. Then hugged goodbye when they decided to depart these fair shores for what they assumed were fairer shores elsewhere. And then they dropped from my life. And I from theirs.

(私の人生は----たぶん他の人の人生と同じように----日常生活を活気づけてくれた人物の面々に感動をもらってきた。共に働き、笑い、口論し、そしてかけがいのない友達となった。すると、抱き合って別れを惜しむ瞬間がくる。この美しい岸を離れ、彼らが思うどこかさらに美しい岸へと旅立つ。そして、彼らの記憶から私の人生は消え去り、私の記憶からも彼らは消える)

なんて、詩的な始まり方だろう!と感傷にふけったのですが、その後は、ディロンさんお得意の、ユーモアたっぷり調子で、パソコンのおかげで、20年ぶりに昔の友達とスカイプで話すことができたというエピソードが語られています。今回のエピソードは、ちょっと大袈裟すぎにも感じられたので、割愛。ただ、気になる英語表現を、ひとつ、二つ、ピックアップしてみます。

20年ぶりの友人は離婚していたのですが、

My lawyer tied her in knots

(僕の弁護士が彼女をギャフンと言わせたよ)

・・・という訳になると思うのですが...

tie oneself in knots: [説明・弁明などをするうちに]苦境[混乱]に陥る

上の文は再帰代名詞oneselfではなく、主語とは別人格のherだけど、この連語の意味をあてはめていいのかなあ・・・「僕の弁護士が彼女を苦境に陥れる」で辻褄があうので、そう訳しました。

tie the knotで「結婚する」するだから、それに引っかけているのだと思うのですが。

To start with, it was a tire iron. Completely different animal.

(最初は、タイヤのホイールだったのに。まったく違う話だよ)

この友人の元妻が、彼女の車に友人がぶつけてきたと、訴えているという話の後に、「ギャフンと言わせた」のセリフがあり、その次が、このセリフなのですが、はっきり言ってよくわかりません。ただ、

different animal: まったく異なるもの、似て非なるもの

を学びました。

こういう場合は、a whole different storyなんて言い方をしたりするけど、animalかあと、思わずメモでした。

O・ヘンリーの短編「20年後」のように、警官と泥棒まで、互いが変貌していることはないとしても、20年の月日は、二人の間を隔てるものだ、というお話でした。



posted by Monterey at 22:32| Comment(6) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月14日

やけど


ジャパンタイムズ水曜日恒例のバイリンガル・ページ。このページにCOMMUNICATION CUESというコーナーがあります。これは古い日本語の新聞記事を解説しながら英訳を載せるというものです。今日は11月13日付けの(どこの新聞から取ったものなのかわからない)記事--ノートパソコンでやけどを負った人のニュース。

「消費者庁が12日、電源の入ったノートパソコンの上に突っ伏して4〜5時間寝てしまった男性が、右のほおに全治30日以上の低温やけどを負ったと発表した」

パソコンでやけどだなんて、びっくりですよね。さて、上記をジャパンタイムズでは、以下のように訳していました。

The Consumer Agency announced on the 12th that a man who slept for four to five hours on a plugged-in laptop injured his right cheek with a low temperature burn that will take 30 days or more to heal.

「電源の入った」をplugged-in一語で表せるんですね。

「低温やけどで」の「で」はwithかあ・・・


「この男性は今年7月5日夜から翌朝にかけて自宅でパソコンを使用中、キーボード手前の手首を乗せる平らな部分に顔をつけて寝てしまった」

The man was using his computer at home from the night of July 5th this year to the next morning, but fell asleep with his face on the flat part in front of the keyboard, where one rests one's wrists.

「キーボード手前」をin front of the keyboardと訳してありますが、それって、なんか変な気が・・・辞書で確認してみたのですが、「<あるものの正面・前に位置することを表す;あるもの自体内の前部はin the front of>とあります。ジーニアスの例文では

The driver sits in the front of the bus.(運転手はバスの前の席に座る)

と載っていました。もし、これが

The drivier sists in front of the bus.だったら、「運転手はバスの車体の前(外)に座る」と意味が変わってしまうんですよね。

だから、さっきの訳も、in the front of the keyboardにしないとおかしな文になっちゃうんじゃないのお!

低温やけどは、44度で3〜4時間なのだそうです。くれぐれも、顔を乗せないように!


最後に、このバイリングページの隅に載っていた「もうやけ食いだよ!」の英訳を紹介します。

I'll just go stuff my face!

stuff one's face: がっついて食う、〜を腹いっぱいに食べる

「やけ食い」の「やけ」の部分が、はっきり訳されていないけど、「言い方」で、その部分をおぎなうってことかな!

posted by Monterey at 01:25| Comment(4) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月04日

stuck in the wall

GERMANshepherdSTUCKinWALL-DesertHOTsprings.jpg

改めまして、皆さま、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

新年最初のアップはジャパンタイムズ1月1日付けDog gets a head of himself in wall

(壁には頭をさまれた犬)

という記事です。

写真のとおりですが、なぜ、こんなことになったのかは、本人のレベルくん(反抗者を表すrebelと同じ綴りだったけど、そういう意味で付けたのかな?)が話してくれないので、真相は藪の中。

配信会社のAFP-JIJIでは、

It was uncertain if he was chasing another animal, or just curious.

(他の動物を追っていたのか、ただ単に好奇心からそうなったのかは定かではない)

と記していましたが...

2人の救急隊がかけつけます。まず「レベルくんの呼吸が苦しくないかどうか確認」します。その英語は

checking that Rebel could breathe comfortably

comfortablyが使われているのを目にする度に、自分ではそんな風には表現しなかっただろうなあ。これが英語らしい表現なんだなあ、と感心します。

Huffman and fellow officer Hector Palafox took up position on either side of the wall.

(ハフマンと同僚のヘクター・パラフォックスは壁の両側に分かれ、構えた)

take up a position: 位置につく

either
: [通例side, end, handなど2つで1対になっている語と共に]両方の  both+複数名詞、each+単数名詞と同義

30分ほどかかって、見事レベルくんは脱出しました。

作業の間、レベルくんは極めて協力的だったそうです。

You could see his hind legs stiffen to assist in the direction we were going. He knew we were there to save him.

(我々が動かしたい方向に動くよう、彼も後ろ足をふんばって協力してくれました。我々が彼を助けようとしているのだということを彼もわかっていたようです)

日本語では、犬がわかっていたかどうか、直接確かめたわけではないので、「わかっていたようです」と推量の表現にするのが一般的だと思うのですが、英語ではknewと決めつけちゃっても自然なんですね、きっと。あと、「彼を助けようとしている」の部分の原語がwe were there to save himとなっているところも、自分ではそんな風には言わないなあ、と、ちょっとメモ、という表現でした。



posted by Monterey at 15:41| Comment(7) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月30日

無理


大掃除の最中です。ちょっと、疲れてひと休み。その間に、今朝ほど読んだジャパンタイムズで、参考になるものがあったので、忘れないうちにメモっておこうと思いました。

29日付、バイリンガルページより。

本日のテーマは日本語の「無理」

1.奥さんが不機嫌なのも無理はないですよ

毎晩、飲み歩いて帰宅が遅い、という話を聞いての同僚の一言です。

私の瞬間英作文は

No wonder she is angry.

あと、may wellというのも、こういう時使えるのかなと思って

She may well get angry.

も考えてみました。

ジャパンタイムズでは

It's only natural she's in a bad mood.

強調のonlyがポイントかな。

2.無理しないで、早く帰ったほうがいいよ

具合が悪そうな同僚に向けての一言。

この文を見て、私は数年前のことを思い出しました。英会話学校の同僚の引っ越しを手伝っていた時です。アメリカ人先生が一度にたくさんの物を運ぼうとしていたので、ある人が「無理しなくていいよ」と日本語で言いました。そばにいた私は通訳したほうがいいのかな?と思いつつ、「無理」が出てこなかったんです。後で、一人反省会をしました!その時の思いついたのが、Don't force yourself to carry too much.

その後、
Don't chew more than you can bite.なんていう比ゆ表現も学びました。

今回はDon't force yourselfが使えるかなあと思ったのですが、ジャパンタイムズでは、もっといい表現が使われていました。

Don't push yourself. You should go home early.

ここでは、forceよりpushのほうがよさそう。

3.もともと無理だったんだよ

明日が締め切りというレポートを、忙しいという部下の田町さんに手伝わせて、田町さんの不機嫌を買ったという状況。

詳しい会話は

A:もっと早く言えばよかったのに、田町さんが怒るのも無理はないよ。
B:うん。...それにしても、締め切りが早すぎるよ。もともと無理だったんだよ。
A:じゃあ、はじめに断ればよかったのに。無理してやると、ミスをしたりするよ。

ジャパンタイムズの訳は

A: You should've asked sooner. It's only natural she's angry.
B: Yeah. Either way, the deadline is too early. It was almost impossible in the first place.
A: Then, you should have turned it down at the start. If you push yourself too much, you'll make mistakes.


私には、下線の2語が、逆のほうが良さそうに聞こえるのですが、どうなんでしょう?
You should've asked earlier.
the deadline was too soon.




ついでなので、昨日読んだ記事からも、3つほど、とりあげます。

タイトルは

Mind the gap, get over it: Japan hands

どんなに在日年数が長くても、周囲の「ガイジン」という視線は消せないという記事。

1.for

What witty retorts do they have in their armory for when they are told they use chopsticks well?

(箸の使い方を褒められたとき、彼ら(在日年月の長いガイジン)はどんな当意即妙の返答をその兵器庫の中に用意しているのだろうか?)

見かけが東洋系でないと、何年たっても、「箸の使い方が上手ですね」「日本語上手いですね」と褒められ、よそ者扱いされたまま、という話を聞きますが、その話です。この文の下線部forは、なんなんでしょう?箸の使い方を褒められた時に「備えて」というような意味だと思うのですが、whenのような副詞節を目的語にとっちゃっていいのでしょうか?それとも、私の解釈が間違っているのかなあ。なくても、文法上オーケーなのかなあ・・・

2.blow this off

seasoned veterans have learned to blow this off or even revel in it

(経験豊かなベテランはこういった褒め言葉を受け流す術を身につけるか、逆に楽しんだりできる)

blow off:受け流す、軽視する

shrugg offなんていう似た表現もあったなあ。

3.やはり

that's not discrimination, but it sometimes annoys me just as much

(それ(日本人が外国人である自分に、国際的視点を常に求めてくること)は、差別ではないが、やはり気になる点に変わりはない)

「やはり・・・に変わりはない」みたいな意味で、just as muchって使えそう。





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2010年12月07日

「平民」からの王女様


ウィリアム王子の婚約報道、皆さんはどのくらいテレビ・新聞ご覧になりましたか?私はあまりテレビを見ないので、新聞でさらりと読んだ程度です。だから、日本のマスコミで、婚約者ケイトさんがどの程度紹介されていたのかわからないのですが、皆さんは彼女の家系についての知識ありますか?


12月6日付けジャパンタイムズに

'Ordinary' princess-to-be reflects U.K. class divide

(「一般人」の王女予定者が英国の階級社会を反映)

という記事が掲載されました。

それによると、

Kate's parents, Carol and Michael Middleton, are millionaires who run their own party-planning business.

(ケイトの両親、キャロル/マイケル・ミドルトンはパーティ企画会社を営む富豪である)

とのことですが、このビジネスを始める前はお母さんがフライト・アテンダント(欧米での、この職はそれほどステータスの高いものではないようですよね)、お父さんがflight dispatcher(空港カウンターでの搭乗券発券業務かなあ?)というごく、ごくありふれたカップルだった模様。

ただ、ビジネスが成功してからは、ブルジョアの仲間入りで、ケイトさんの教育も、授業料・レベルともに一流のものだったらしいです。

ここまでなら、マスコミが取り上げるのも、わかりますが、英国では、彼女のずっと以前のご先祖様までが問題になるらしい。

特に、お母さんの家系は

Middleton's maternal ancestors were manual laborers and coal miners, a fact trumpeted in tabloid headlines like "From pit to palace."

(ミドルトンの母方の先祖は肉体労働者、鉱夫であり、スポーツ新聞の見出しを飾るには絶好の題材だ。たとえば「炭鉱の穴から宮殿へ」)

父方の家系は、豊かな中産階級で、たとえば、弁護士や工場の経営者などだそうです。

でまあ、こういう「平民」出のロイヤルファミリーが誕生することに、脱階級社会の要素を垣間見ることもできるし、こんなことが取りざたあれること自体、まだまだ階級社会から抜け切れていない証拠と見るむきもあるとのこと。

面白かったのは、

Even now, in an arguably more socially mobile era, class origins stick more than elsewhere. Mick Jagger remains for many a faintly disreputable rock 'n roll rebel despite a knighthood that made him Sir Mick. And for all his millions, David Beckham's working-class accent is as much a part of his persona as his looks and soccer prowess.

(間違いなく階級間の出入りが自由になってきている昨今でさえ、他のどの国と比べても、階級へのこだわりは(この国では)強い。ミック・ジャガーはナイトの称号を得て、サー・ミックとなったが、それでも多くの人にとって、彼は少しガラの悪いロックンロールの反逆者のままと感じられている。また、億万長者となったデビッド・ベッカムの労働者階級を示す訛りは、彼の容貌やサッカーをするときの勇ましさと同様、彼のトレードマークとなっている)

ベッカムのあのわかりづらい発音は、労働者階級の訛りの一種ですか?

さらに面白かったのは、

Accent is still a key class signifier, although times have chaned since those of humble origin had to shed all hints of working-class or regional origins if they hoped to rise in the world. Today it is just as common to find upper-class kids adopting "mockney"--mock Cockney--accents in an attempt to seem cool.

(訛りはいまだに階級を示すカギとなる。ただし、それも時代とともに変わってきている。なぜなら、下層階級出身者が出世したい場合、労働者階級出身とか、田舎の出を示すようなものはすべて捨て去らなければならないからだ。今日、上流階級の子供が「モックニー」--コックニーをもじったもの--を使っているのを見かけることも珍しくない。彼らにはそれが格好良く響くのである)

言葉と社会、複雑怪奇だけど、面白いなあ。

注:訳が間違っているなあと思ったら、(この記事に限らず、いつでも)遠慮なく、投稿くださ〜い!

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2010年11月21日

首がきつい


ジャパン・タイムズより、使えそうな表現をまとめました。

1.話し相手がほしくなったら

JT

Whenever you are up for company, let me know.

up forには、様々な意味がありますが、その中に、「をほしい」というのも辞書にありました。

「仲間・連れ」の意味のcompanyは無冠詞で使えるのですね。

ずっと前、生徒さんが、「(別に見たくなかったけど)娘に付き合って映画を見た」という表現、お手伝いしたのですが、あまりうまく手伝えなかった記憶がよみがえりました。

My daughter rented a movie, and started watching it. And I joined her as company.

とか、どうかなあ。

2.このブラウス、首がきつい

記事の表現を辞書で調べていて、もっと、面白い表現に出会ったので、そちらを記します。

「このブラウス、首がきつい」を私が瞬間英訳するなら、きっと

The callor of this blouse is too tight for me.

と、表現するかなあ・・・。辞書で見つけた表現は、

The neck is tight on this bouse.

へぇ〜、日本語と一緒で「襟」ではなく「首」なんだあ。と、思ったけど、よく考えたら、turtle neckも和製英語ではなく、れっきとした英語らしく、neckの項目に「襟」の意味も載っていた。

そして、on the blouseなんだあ。

3.tinker

tinker: いじくりまわす

文脈は
...Japan has tinkered with ... Western holidays...

(日本は西洋の休日を(日本仕様に)勝手に変えている)

クリスマスやバレンタインのことを、言っています。


4.地味

3番からの続きで、でも、サンクスギビングだけは日本で流行らない。我が家(いつも、私を楽しませてくれるコラムニスト、ディロンさんと彼の日本人の妻、それに息子たち)でのサンクスギビングも地味なものだ、私の大好きな休日だというのに。という件りの「地味」

Thanksgiving has always been a bit subdued, despite my holiday passion.

「抑え気味の」という形容詞subduedこうやって使えばいいんだあ。


5.似つかわしくない

近くの神社に「千手札」が所狭しと貼られていて、その無秩序な光景はおごそかな神社の雰囲気に似つかわしくない--という内容を、こんな風に表現していました。

There's a shrine near where I live that has stickers splattered all over it. The effect is pretty wild and free-spirited, as if a bunch of ravers were let loose on it, and it seems totally out of character for what is otherwise a solmen and super- tradition sort of place.

「所狭しと貼られて」と私が訳したところはsplattered all over it

「その光景」は、the effect

「似つかわしくない」はout of character

また、「元気でハメをはずして」みたいな時にはwild and free-spiritedも使えそう。

勉強になりました。




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2010年11月18日

微妙


ジャパンタイムズ週一企画、バイリンガル・ページより

1.おいしいものを食べるのが一番

ストレス解消には、「おいしいものを食べるのが一番」という文脈。

ジャパン・タイムズの訳は

Eating something nice is the best.

これを読んで、思い出したことがあります。以前、生徒さんが、NHKの番組「チャロ2」で、シェリーさんが、「食べ物にはniceは使わない」と、言っていた、と教えてくれました。

へぇ〜・・・そういえば、料理を前にしてIt looks delicious.It looks good.はよく言うけど、It looks nice.とは言わないかあ・・・と、思ったりしました。

なので、「おいしいもの」をsomething niceで表現しているのが、ちょっと気になりました。グーグルで確認したところ、to eat something niceでけっこうな数(20万件)ヒットしたので、まんざら不自然とは言えないのかもしれません。シェリーさんが言っていたのは、ひょっとすると、looks niceという表現は食べ物には使わないということなのかもな。(自分で見たわけではないので、このシェリーさんの説明見たって方いらっしゃったら、教えてほしいですぅ)

2.あんまり歌ってなかった

カラオケルームで「次はだれ?田町さんがあんまり歌っていなかったよね」

JT

Who is next? Ms. Tamachi didn't sing so much.

ここの時制は、過去より、現在完了でしょう!と思ってしまいました。北米では、現在完了の中の「完了」の意味では、過去形で代用する傾向があるとはよく言われることだけど、否定文の時は、それがあてはまらないと、思っていたのだけれど・・・

She didn't singと言ったら、もう田町さんには歌うチャンスがない、帰り支度をしている、そんな状況になっちゃうんじゃないのかなあ・・・

3.新しい彼女とうまくいっているの?

JT

Are you getting along well with your new girlfriend?

そうかあ、ここの時制は進行形ですね。自分で瞬間英作したときは、完了形?と思っちゃったけど、進行形のほうがいいですね。

この質問のこたえ。「実は、今の彼女ともちょっと微妙なんだ」

JT

To tell the truth, it's not going too well with my current girlfriend either.

「微妙」をnot too wellなるほど。

そういえば、高校の時、文法の教科書の例文にHow is it going with you?(お元気ですか)という例文があり、先生にあてられたことがあったなあ。全然意味が想像つかなくて、困っていたら、先生が「間違っていてもいいから、なにか、答えてみろ。近いとか、遠いとか判断するから」とおっしゃる。仕方なく「それはあなたと、ともにどういってますか」みたいな訳のわからない直訳をしました。先生は「まったく、遠いな」と笑いました。いや〜、こんな大昔の話、覚えているもんだなあ。昔の話だけは鮮明に覚えているというのは、老化の特徴!まずい!



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2010年11月14日

ポール・マッカトニーのインタビュー


13日付けジャパン・タイムズに、ポール・マッカートニーのインタビュー記事が掲載されていました。英語の観点からも、内容からも、興味深かったのでアップしてみました。

まずは、70年代半ば、ポールがアルバム「バンド・オン・ザ・ラン」の収録のためアフリカ、ラゴスへ行った時の話。

アフリカ音楽のフィーリング、リズムに興味を持ち、また同時にラゴスには最新のスタジオもあるということで出かけたが、そこは二つの小屋とマイクだけがあるだけの物だった。そこで、ポールたちは音声用のブースなどを作らなければならなかった。と、説明した後で、「いや、なにも僕が実際作ったわけではないけど」と付け足す個所。

I didn't actually get a hammer out myself,

(実際僕が自分でハンマーを手にしたわけじゃないけど)

こういう時

I didn't build the booth myself, of course

なんて表現するより、「ハンマー」という具体的な道具で言い表すほうが洒落ているし、表現が生き生きするなあと思いました。日本語でも、同じですね。普段日本語で説明する時も、こういう楽しくて、生き生きする表現を使うよう心がけたい。

当時アフリカでの仕事は、なかなか大変なものだったようですが、その苦労をポールは「どうってことないかのように」軽く説明した--という件りの英語。

McCartney plays down accounts of the terrible heat, monsoons ...

(マッカートニーは酷暑や豪雨のことを、どうってことないかのように話した)

play down: たいしたもの[こと]でないように言う、軽く扱う--一語で表現する時はdownplay

ここでの苦労は、単に自然の厳しさだけではなく、メンバーの脱退という内部事情や、地元の強盗にナイフで脅されるという危険なども伴っていたので、それを軽く笑いながら話すのを聞いて、インタビュアはplay downしたという表現を使った模様。

ジェフ・エメリックという頼りになるエンジニアがいたから助かった、という話。ただし・・・

I had Geoff Emerick, the old Beatles enginneer--and, oh my God, you don't want to take Geoff to Lagos. He's, like, a real British guy. He hates spiders, never mind big African ones. But he managed, as we all did, and made these beautiful recordings.

(僕には、ビートルズ時代にエンジニアをしてくれたジェフ・エメリックがいたからね。だけど、いや〜ひどかった。ジェフをラゴスに連れていくのは考えものだよ。彼は、いわばコチコチの英国人だよ。クモが大嫌いなんだ。ましてやアフリカにいる大きいヤツなんか論外。でも、彼も、僕たちもなんとか乗り切ったよ。そして、この申し分ない録音ができた)

You don't want to take Geoff to Lagos.

このyou 実に英語っぽくって、私にはsounds beautifulです。ここは、Iでもweでも、ダメですね。

それから、never mindの訳、これでいいんですよね?状況から考えて、「アフリカのドデカイ蜘蛛なんて、彼、耐えられるかなあ、どうかなあ、なんて気にする必要もない、即、気絶しちゃうよ」みたいな意味ですよね?これで、オーケーなら、「問題外」いわゆる「ありえねぇ〜」あるいは「言わずもがな」という時、状況によってはnever mind使えそう。

共感したのは、次の話。ビートルズ解散後、ビートルズに匹敵するグループ結成を求めていた時代もあったと言うポール。

OK, I thought: I can ring up a lot of famous people and get a supergroup together, or I can go with my instinct--which is that groups don't happen like that. There has to be a certain amount of building up, shared experience, shared music.

(実は、あちこち有名人に電話をかけてみんなでスーパーグループを作る、なんてことを考えたりもした。でも、直感したよ。グループというのはそんな風に出来上がるものではないって。作り上げていくものだ。同じ経験を分かち合い、同じ音楽を分かち合いながらね)

ジョンとの関係はそういうものだった、と語っていました。バンドを結成したことなど、あるはずもない私ですが、人間関係というのはそういうものだよなあ、と、いたく感銘。

英語としての着目点は、この次。そんな即席バンドを作っても、

And it's the kiss of death if someone says they're the next Beatles.

(だれかが、次のビートルズなんて呼んでも、結末は見えてるよ)

kiss of death:死の接吻、(一見好ましく思えるが)<計画・行為などを>滅ぼす物、事

「死の接吻」ってそういう意味なんだあ。

妻リンダを自分のバンドに入れたことに、ミック・ジャガーが「あいつ(ポール)何やってんだあ」と言った、という件り。そのセリフ、ミック・ジャガーを真似してポールが再現したらしい。それが全然似ていない。

I had Mick Jagger saying [bad Mick Jagger impersonation], "What's he doing getting his old lady in the band?"

ポールは、あとでU2のボノの真似もしながら、ボノのセリフを言ったらしい。こちらも、似ていない。

英語の着目点はI had Mick Jagger sayingと、Iを主語に、動詞はhadにしていること。「ミック・ジャガーに言われた」という、そんなニュアンスかな?

ビートルズ全盛時代、曲作りは、大抵、ジョンとポールが膝を突き合わせて、互いにアドバイスをしながら仕上げていくというプロセスを取っていた。今でも、ジョンとのそういう曲作りの過程を恋しく思ったりしますか?と訊かれて、

Are you kidding? Of course I bloodly

(何寝ぼけたこと言ってるの?もちろん、言うまでもなく)

ここで、新聞の段組みは切れて、次の段へと目を走らせなければならなかったため、次の単語を目にするまでに一瞬の時間がありました。「言うまでもなく、恋しいよ」なのか「言うまでもなく、そんな時代はもう卒業した」なのか、どっちかな?と私は次の段へ目を走らせる、ほんの0点何秒かの間、ちょっとした謎解きスリルを味わいました。

答えは

Of course I bloody miss it.

ビートルズに興味がない方は、「そりゃあ、一人より二人のほうがいいに決まってるじゃない」とか「ジョン・レノンほどの才能ある人だもの、協力してくれたらなあと、思うよ、だれでも」など、と思うかもしれませんが、二人の確執がどれほど深いものだったかを知るものにとっては、時は流れたんだなあ、素直にジョンを恋しいと言えるようになったんだなあと、もう涙ものでした。彼の素直な気持ちはさらに吐露されます。ここも、ステキなので、後、少しだから、我慢して読んでね!

"Believe me, we're both pretty good editors. We were young Turks. We were smartasses. And we did some amazing things. I would love him to be here now, saying. 'Don't bloody do that!"--or, more wonderfully, "That's great!" So yeah, I really had the greatest writing partner." Perhaps he would have said the same thing...

(「あのね、僕たちは音楽編集者としてかなりいい線言ってたよ。二人とも若くて容赦なかった。生意気だったよ。だけど、すばらしいものを創った。彼が今ここにいてくれたらなあと思うよ。そして、こう言うんだ『そんなことしないでくれ!』あるいは逆に『それ、すごい!』って。だから、うん、僕は本当に一番の偉大なる作曲相手を持っていたよ」おそらく、彼も同じことを言っただろう)


posted by Monterey at 21:35| Comment(4) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月31日

lock horns


またまた、ジャパンタイムズからです。

タイトルは

Marines, Dragons prepare to lock horns

(マリーンズ、ドラゴンズ決選へ準備)

なんせ、1日遅れで届く新聞なので、日本シリーズはもうとっくに始まっていますが、私のもとに届いた最新版には、決選前日の記事。とても間の抜けた状態なのですが、それにも、もう慣れました。

この記事、なかなか使える表現が盛り込まれていたので、野球に興味のない方も、どうぞお立ちよりくださいませ。

まず、タイトルのlock horns: (牛などが)格闘する

角ががっちりぶつかり合って、動かない様子かな。

注目文

The Chunichi Dragons, on the other hand, marched through the second half of the season as if the Central League pennant was their birthright, going from third to first in the (    ).

(一方、中日ドラゴンズはシーズン後半見事な進撃を見せ、まるでセリーグのペナントは当然の権利であるかのように、3位から1位へと躍り出た)

birthright: 生まれながらにして持っている権利

その1
「後半戦の活躍」にmarchを使うという発想、私には出てこないなあ。

その2
同じく、birthrightという表現も、洒落ている。

さて、この文の最後に空欄(  )を設けました。ここには「順位」という言葉が入るのですが、皆さん、どんな単語を思い浮かべるでしょうか?私は順位といえばorderと思ってしまいます。placeなんかもいいのでしょうか?記事では、standingsを使っていました。そういえば、こんな使い方時々見るなあ・・・、でも、自分では出てこなかっただろうなあと思ったしだいです。複数の"s"がつくのですね。

次の注目文

Will the layoff hurt the Marines?

(試合期間があいたことはマリーンズには不利だろうか?)

「(一時)解雇」で有名なlayoff 飲食物にも使えてYou should lay off tobaccoのようにも使うというのは後に知りましたが、こんな使い方もありですか。

最後の注目文は

So getting off to a good start may be dependent on how quickly they shake off the rust.

(なので、良いスタートのためには、どれだけ早く試合の勘を取り戻せるかがカギとなる)

shake off「取り払う、取り除く」はいろいろな物を「除きますね」

英辞郎より
shake off a bad habit/ a cold/ a feeling of ... /
shake off all restraint は「遠慮を捨てる」

to shake of sleepinessで「眠気覚ましに」

記事の内容は、これでは全然わかりませんね。でも、今日はこれまでにしたいと思います。

posted by Monterey at 23:24| Comment(2) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月24日

来年は来るのか?


再び、ジャパンタイムズの記事からです。

私の好きなコラムニスト、トーマス・ディロン氏の

No hopes where next year never comes

(来年が決してやって来ないところに、希望はない)

I have a lunchenon friend who has been deep in the dumps all week.

(1週間ずっと落ち込んでいた昼食仲間がいる)


montoの注目点

今でも覚えています。20代の頃、自分のミスに落ち込んでいると言いたくて、depressedを使ったら、その単語は大袈裟すぎると、アメリカ人からダメ出しをいただきました。I'm disappointed at myself.なんかが適切だとアドバイスもらったかなあ。(なんせ、はるか昔のことなので、よく覚えていません)ただ、NGもらったことは鮮明に覚えているので、「落ち込む」という表現には少し敏感な私です。コラムに出てくるランチ仲間の落ち込みの原因は、自分自身にあるわけではないので、disappoint myselfは使わず、deep in the dumpsを使っていました。deepの代わりにdownでもいいですよね。

落ち込みの原因は

He is a Hanshin Tigers fan and cannot come to grips with their recent playoff flop.

(彼は阪神タイガースファンであり、最近のプレーオフでの失敗から立ち直れないでいるのだ)

come to grips with something: to understand and deal with a difficult problem or situation

ディラン氏。残念ながら、ランチ仲間の気持ちは理解できない、と言います。だって・・・彼はシカゴ・カブズのファンなのだから。

So don't complain to me about pain unless you perhaps get hit by a bus or have a limb chewed off by a coyote. For when it comes to pain, I have very high standards.

(だから痛みの話で私に愚痴を言うのはやめてくれ。そりゃあ、バスに轢かれたとか、コヨーテに脚を噛み切られたというなら話は別だけど。痛みの話になったら、私の水準は極端に高いんだから)

シカゴ・カブズってそんなに弱いの?そうらしい。

...the Cubs didn't flop in a mere playoff series; they have instead flopped for an entire centruy, with an extra year to grow on. One hundred and one seasons of pain.

(カブズは単にプレーオフで失敗したわけじゃない。それどころか、1世紀丸々負けているんだから。1年おまけもついている。101シーズン分の痛みだ)

1909年に優勝したのを最後に、優勝とは縁がないのだそうです。それって、かわいそうすぎる。

それはどれほど前かというと・・・おじいさんが小学生の時であり、ウィリアム・タフトが大統領の時であり、

The wheel had not yet been invested. Fire was but a red glow in someone's imagination. Adam still had all his ribs.

このwheelって自動車のことかなあ。fireの例はよくわからないけど、ただ単にナンセンス・ジョークと解釈していいのかな?というわけで、訳は

(自動車がまだ発明されていなかった頃であり、火は人間の想像の中でのみ赤く燃えていた頃であり、アダムがまだあばら骨全本数を持っていた頃だ)

最後のアダムの例ですが、キリスト教にまったく興味がない人のためにヤボな解説を加えますと、神はアダムのあばら骨の1本を取って、そこからイブを創った、と聖書に書いてあるらしく、中世のヨーロッパでは男性のあばら骨は女性より1本少ないと信じられていたらしい。ということで、要は人類創生にまでさかのぼると感じられるほど、遠い昔に優勝した、ということですね。それが次の文です。

追記:「火」の例は、人間がプロメテウスから火を贈られる前の時代、という意味かな、と思ったりしました

Or so history seems to Cubs fans.

(少なくてもカブズファンには歴史はそんな風に思える)

でも、さすが私の好きなディロン氏。最後は、ちょっとホロっとさせてくれます。

But there is silver lining to being a Cubs fan from 6,000 miles away.

(6000マイル離れたカブズファンにも、長所はある)

30年も米国を離れ、日本にいれば、帰国するたびに、家族・友達は歳をとり、街並みも変わり、寂しい思いもする。でも、カブズは違う!いつまでも、変わらず「楽しい我が家」を思い起こさせてくれる。

なんか、この気分、わかる気がするなあ。相変わらず弱いんだけど、変わらず弱いところに、懐かしさを感じたりして。


Plus, should I bump into another Cubs fan anywhere on earth, we can immediately commiserate.


(その上、地球上のどこかで同じカブズファンと出くわしたりしたら、その瞬間に相憐れむこともできる)

注目点2
昨日、仮定法の話題が出たので、ここも、ちょっと考えてみたいと思います。Should I bump ...If I should bump ...の倒置された形ですが、ジーニアスの解説によると、if節に仮定の意味合いが強ければ仮定法過去が、単なる条件としての文脈では直説法を用いる方が普通、とのことです。(shouldの場合のみの話です)

弱小チームや田舎チームならではの連帯感だなあ・・・私も北海道という中心地から離れた地域のチーム、いわば田舎チームのファンなので、気持わかるなあ。

「来年は決して来ない」って、ディロンさん、言うけど、それでも、来年は優勝できるといいね!






posted by Monterey at 22:17| Comment(9) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月22日

When to Dump Your Date


10月21日付けジャパンタイムズのコラムからです。

著者はLois Romano氏。彼女はワシントン・ポストのライターのようです。28年前に書いた記事がきっかけで、When to Dump Your Date(恋人と別れる時)という本が出版されたのだそうです。相手と知りあって間もない頃、この関係を長く続けてもいいか、否かの判断に、日常のちょっとしたふるまいがリトマス試験紙となる、というテーマ。

montoの英語注目点その1
リトマス試験紙は、そのまま英語でも使えるんですね。本のきっかけとなった記事のタイトルはLove and the Litmus Test(愛とリトマス試験)だったそうな。ちなみに試金石はtouchstoneでしたか。忘れていたので、今、辞書で調べました。

さて本題に戻ります。たとえば、

Can I survive one more evening with a guy who spends 10 minutes reviewing the dinner check with his calculator?

(ディナーの勘定書きを計算機を使って10分もの間、金額を確かめているような相手だったら、ひと晩平和に生き延びることができるだろうか?)

など。

皆さん、それぞれ、この行為は、関係を断ち切る決定打になる!という例が浮かんでくるのではないでしょうか?

28年前のこの本に収められた例と、ロイスさんの二人のお嬢さん(Jenna20歳とKristen24歳)が思うリトマス試験紙の違いを、今回はコラムに書いていました。これが、世代の差、文化の差などを垣間見ることができておもしろかった。

文化の差かなと思ったのは

クリステンさん
If a guy ever picks up a phone during a meal, I would never talk to him again.

(もし、男が食事中に電話を取ったら、もう二度とその男とは話をしない)

if節の動詞は過去形が正しいのだろうけど、wouldで仮定法だとわかるから、「うるさいこと言わないで」ってかんじなんだろうな。

さて、食事中に電話が鳴ったら、皆さん、どうしているのでしょう?私は子供の頃から、それは行儀が悪い行為なので電話に出るんじゃない、という教育をされていなかったのですが、他の家はどうなんだろう?食事時間にあたりそうな頃あいに、こちらから電話はしないようには努めているけど…ハリウッドの映画などを見ていると、たしかに、食事中にかかってきた電話に高校生などが出て、長話をしそうになったりすると、親が「後にしなさい」と叱る場面がありますよね。ケータイ電話が普及した昨今、「今、お話して大丈夫ですか?」という前置きが浸透してきたので、「実は今食事中なので、後でかけ直していいですか?」などと言うチャンスがあるけれど、打診がなければ、ズルズル長電話しちゃうことも…こんなことやってると、アメリカでは、不作法な奴、と捨てられちゃうのね。って、再度言いますが、日本でもやってはいけない家庭内のマナーですか?

デート時の支払いは、よほどのフェミニストでなければ、古今東西、男性が払うものと相場が決まっているようで・・・

28年前、母親のロイスさんは

The sluggish check-payer is enough to give any woman a pit in her full stomach.

(なかなか支払いを済まそうとしない男は、女の満腹の胃に穴をあけてしまう)

これが、20歳のお嬢さんジェナさんになると

The check shouldn't even hit the table if you're out to dinner--he should grab it out of the waitress' hand.

(外で夕食を取る時、勘定書きはテーブルに触れることも許されるべきではない。相手の男性はウェイトレスの手から紙を速やかにつかみ取るべきだ)

注目点その3
hit the table これを見てビジ英で学んだhit the sack: 「寝る」を思い出しました。ついで辞書で調べるとhit the books「がり勉をする、一生懸命勉強する」 hit the bricks「不可能なことを試みる」(レンガを叩くのは確かに難しい)hit the deck「起床する」hit the jackpot「幸運をつかむ、大当たりをとる」(本日9億円あてた人が話題になっていましたね)hit the road「出発する、旅に出る」(たしか、ドライブに出る、なんていう意味もあったような)・・・調子に乗って書きすぎ。みんな、主語は「人」だけど、記事で出てきたhit the tableは主語、勘定書だ。

本文に戻ります。

デート代金は男性が払うもの、という観念は、古今東西みな同じと書きましたが、世代によっては温度差がある模様。

Buying dinner and holding doors are as important to my daughters as they were to my mother.

(ディナーをごちそうすることや、ドアを[女性が通るために]押さえておくことなどは、私の母親には重要なポイントだったが、同じように娘にも重要である)

つまり、その間に入っているロイスさんには、それほど大きな問題じゃない、ということですよね。時代は保守へと回帰しているのかなあ・・・

個人的に、同感だと思ったのは

It's lame if a guy doesn't even have a bookshelf.

(本棚もない人は魅力がない)

読者から募ったturnoffs(しらけるもの)の中にWhen he says, "I'm not a raicist, but...

(彼が「僕は人種差別主義者ではないけど、でも・・・」と言ったとき)

というのがあって、思わず笑ってしまいました。butは、その前の文は「大ウソだよ」って言ってるようなものですよ。

以上、ながなが書いちゃった。















posted by Monterey at 22:26| Comment(6) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月17日

年をとらないハンバーガー


マクドナルド関係者、あるいはファストフード関係者の方がいたら、ごめんなさい、という話題。

10月16日付けジャパンタイムズの記事です。

タイトルが

McDonald's ageless burger amazes U.S.

(マクドナルドの年をとらないバーガー全米を驚愕)

驚愕は大袈裟な訳だけど・・・

A New York woman who purchased a McDonald's Happy Meal six months ago says the uneaten burger and fries are in as good shape as they were the day she bought them.

(6か月前にマクドナルドのハッピィミールを購入したニューヨークの女性が言うには、食べないでおいたそのハンバーガーとポテトフライが購入時と同じくらい良好な状態を保っているそうだ)

よく、人間の健康状態にin good shapeを使うけど、食べ物にも使えるんだあ。

The burger has featured on television shows and become the subject of intense speculation as people wonder how fast food can appaarently show barely a trace of age after six months on a plate--and whether Davies is telling the truth.

(このハンバーガーはテレビ番組で取り上げられ、熱い論議の的となっている。なぜ皿の上の6か月前に買ったファストフードが、見たところ歳月のかけらを示すことないままでいられるのだろうと、世の人は不思議がっており、デイビス(購入した女性)が真実を言っているのだろうか、ということも論議にのぼっている)

個人的に注目したい表現が二つ。

「テレビで取り上げられる」こういう時featureが使えることは知識としては持っているけど、いざとなると出てこない。しかも、これは自動詞で使うんですね。受け身の形で使うんだっけなあ?とそこらへんもわからなくなってしまうので、この際、しっかりインプットしておきたい。

もうひとつ。痕跡を表すtrace、こんな状況にも使えるなら、日常、もっと使いこなせるのではないだろうか?

ということで、traceを辞書で引いてみる。

辞書の用例を応用して

「外気にはかすかな秋の名残があった」
There were faint traces in the air.っていうのはどうでしょう?(単数形でもいいようです)

逆に「紛れもない」だとdistinct traceで表していました。

こんな例文が辞書にありました。「彼の性格には恨みがましいところが少しもない」

There is not the slightest trace of bitterness in his character.

bitternessで「恨みがましさ」を表現できるんですね。

さて、記事に戻って・・・

デイビスさんは、友達との賭けがきっかけで、4月10日にハンバーガーを買い、その時にそれを写真に収めたのだそうです。匂いがしたのは1日だけ、バーガーはちょっと縮んだけれど、ほとんど形も崩れずにあるそうです。彼女の2匹の犬も、このバーガーにまったく興味を示さず、通り過ぎるとのこと。

The Happy Meal's endurance has puzzled and worried many, wondering whether food lasting so long can be healthy.

(このハッピイミールが腐らないというニュースにより、多くの人が、そんなに長く持つ食べ物は体に害はないのだろうか?と困惑し、心配している)

そこですよね、問題は。マクドナルド側は、こんな風に応じているようです。

McDonald's declined an interview request but said in a statement that "menu items are freshly prepared in our restaurants."

(マクドナルドはインタビューの要請には応じていないが、文書で「メニュの品目は当レストランで新鮮なまま調理されている」と述べている)

う〜ん、不安は残りますね。

posted by Monterey at 19:49| Comment(5) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月06日

Post-Nomo


大リーグでのイチローの記録も、大相撲における白鵬の記録も、手放しで喜んでくれない場合があるようで、異国の地で活躍するのは苦労を伴うんだろうなあと勝手ながら同情していました。そんな中、10月3日付けジャパンタイムズに、野茂投手のメジャーリーグでの奇跡を追った長い記事が掲載されていました。これが、「野茂さんって、そんな背景の中、投げてたんだあ」と感心する内容だったので紹介させていただきます。

タイトルは

Nomo blazed trail, helped mend fences with move

(先鞭をつけた野茂、スムーズなメジャー移籍の助けに)

この訳でいいかなあ。

辞書(ジーニアス)に、blaze a trail for animal liberationで「動物解放への道を切り開く」というのがありました。blazeといえば「燃え上がる炎」かと思っていましたが、「目印」という名詞や「目印をつける」「先鞭をつける」という動詞もあるのですね。

さて、記事の内容ですが、まず、私の目を引いたのが、

アメリカで育った日本人スエヨシ・ゲンさんの言葉。

I didn't really have any role models growing up. I couldn't just flip on the TV and see other Asians, let alone Japanese people, finding success in dramas or movies or sports.

(少年時代ロール・モデルになるような人はだれもいなかった。テレビを付けても、ドラマや映画やスポーツで成功しているアジア人を見つけることはなかったし、ましてや、日本人でそんな人はだれもいなかった)

ターミネーター2に出てくる日本人観光客や、古くは「ティファニーで朝食を」のユニオシという変な日本人などなど、日本人に対するイメージはすこぶる悪かったと、ゲンさんは言います。そうやって自分のアイデンティティに劣等感を抱いたとのこと。

In high school, I remember there were times I just wanted to cut away from my Japanese background. And when I got to college, I realized I was doing my best to avoid other Asians--it was as if I was embarrassed to even be seen with other Asians.

(高校時代、日本人としてのアイデンティティを切り捨てたいと思っていた時期があった。大学に入ってからは、無意識にアジア人を避けようと必死になっている自分がいた。まるで、他のアジア人と一緒にいるところをだれかに見られることでさえ、恥ずかしいことであるかのようなそんなかんじだった)

そして、野茂選手がやってきて、すべてが変わったというのです。彼がメジャーリーグにやってきた年の活躍は全米中が注目し、劣等感を持っていたゲンさんに、どれだけの勇気を与えたかは想像に難くないですよね。

しかし、良いことばかりではないのも、世の常。

He had received death threats from American fans--crude letters saying "Go Home, Jap. We don't need your kind here" as well as poison pen missives from Japanese back home who were still angry over his defection.

(彼[野茂]はアメリカのファンからの強迫状--「帰れジャップ。ここにはお前のようなやつはいらない」という無礼な手紙を受け取り、また日本からも国外に出て行ったことにいまだ腹を立てている者からの悪意に満ちた手紙が来た)

しかし、彼は「バカな奴はどこにでもいる」と、こういった手紙を無視したそうです。そして、やるべきことをひとつ、ひとつ、こなし、イチローや松井といった選手に道をつけることになったとのこと。

何事も、最初にやる人は、並々ならぬ苦労が伴うのだろうなあ。それを、苦労とも思わず、淡々と投げ続け、三振の山を築いていった野茂さん、すごい。





posted by Monterey at 00:05| Comment(7) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月27日

ナスの味噌ミートソース


ジャパンタイムズの料理コーナーを見ていたら、役に立ちそうな表現がいろいろ出てきたので、まとめておこうと思います。

まず、このナスの味噌ミートソースは「アツアツでも、冷めてもおいしい」

It's great piping hot, but it's also good cold.

piping hot
: <飲食物が>熱々の

次。「ナスのヘタを切り落とし、縦長に切る」

Take the blossom end off the eggplants and slice them lengthwise into pieces

木になる花だけがblossomなのかと思ったら、ナスにも、blossomがあるんですね。しかも、ヘタって、花の端なんですか?すみません、知りませんでした。

それにしても、「スライス」っていうから、薄切りかと思いきや、この続きがあって、

slice them lengthwise into pieces the size of large French fries

フライドポテトの大きさって、いわゆる、拍子切り?それでも、スライスなんだあ。

拍子切りになったナスは、塩水につけ、「アクをとるため10分から15分水につけます」 「アク」って英語でなんて言うか、興味ありません!?

leave for 10 to 15 minutes to draw out some of the bitterness

bitterness なるほど、この場合の「アク」は、鍋をグツグツ煮たときに表面に浮く「アク」scumではなく、お「味」の問題ですものね。

そして、水を捨てて、キッチンペーパーで水気を拭きます。それはこんな表現に、

Drain well and pat dry with kitchen towels.

pat dry: 軽く(ペーパーなどで)押さえて水気を切る

個人的には、kitchen towelsと複数になっているところに注目。使用するナスは2人分serves 2で4個ということです。その量から考えて、1枚のキッチンペーパーでは無理という判断なんでしょうね。そんなことまで考えて複数形にする英語って、「こまか!」

ネギのみじん切りは

Finely chop the onions

そして、生姜と赤とうがらしをみじん切りにして、肉(ブタでも牛でもオーケー)を薄切りに。ご丁寧にも、肉を冷凍庫で1時間寝かしておくと、肉が硬くなって切りやすい、との説明があったのですが、この場合の「硬くなる」は、

stiffenedと、なっていました。

味噌、酒、みりん、砂糖をコンバインします。ナスは、フライパンで炒めます。そこに長ネギを加え、「ネギがクタっとなるまで強火で炒めます」

until the onions are limp

limber
で、体が柔らかい、柔軟である、という形容詞がありましたが、limpはそれとは関連ないのかな。「ぐにゃぐにゃした、たるんだ、弱弱しい」という意味だそうです。

これに、肉を加え、さらに味噌ソースを加えて完成。

お好みによってto personal taste 一味とうがらしdried red chili pepper flakesを振りかけて、お召し上がりください。

p.s.
私の生徒さんで、これ読んでいただいている方に、業務連絡です。このブログにも度々登場するのむのむさんの英会話サロンで、今週水曜日29日午後1時30分からアメリカ人を講師に、お料理教室が開催されるそうです。参加費は500円。詳細は、私のメールか、のむのむさんのブログ(リンク先をクリックしてくださいね)へ。


posted by Monterey at 00:14| Comment(3) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月23日

13 Days


キューバ危機を扱った映画「13デイズ」をご存じでしょうか?米ソ冷戦時代、あわや核戦争に発展か!という状態を、なんとか切り抜けた両国。その裏には「キューバから核ミサイルを撤去するから、米国はキューバを攻撃しないと確約してくれ」というソ連外交官と、その取引を取り持った米国人ジャーナリストの裏取引があった。それを映画化したのが、「13デイズ」 どこまで、本当の話なのかなあと思っていたら、22日付けジャパンタイムズに、「ワシントンの神話」という共同通信の記事を日本語と英語で紹介していました。

出だしから、へぇ〜という表現。

If you want an example of a restaurant where the Washington power-elite gather, you could do a lot worse than the "Occidental Grill."

(ワシントンの政財界の大物が集うレストランを挙げるとすれば、「オクシデンタル・グリル」はそのひとつだ)

can do worse than do...: ...するのも悪くない、するのも捨てがたい

この「オクシデンタル・グリル」が、キューバ危機裏交渉の舞台となったレストランなのだそうです。

ところが、最近の研究では

neither the U.S. nor Soviet governments placed much weight in this back-door diplomacy and the "(Occidental Grill's) contribution to the resolution of the (Cuban Missile) Crisis" is just another Washington myth.

(この裏ルートを米ソ両政府とも重視しておらず、「(キューバミサイル)危機解決への(オクシデンタル・グリルの)貢献」はワシントン神話の一つだという)

「重視する」という日本語も、英語にするとき、苦労することがあるので、選択肢の一つとして、place much weight in ...を覚えておこうっと。

クレムリンはこの外交官の動きをまったく把握しておらず、米人ジャーナリストも、自分の役割を誇張して売り込んだのだそうです。ただし、ジャーナリストは、その誇張のおかげもあってか、後に、米国の国連大使にまで出世したそうです。

共同通信の記者がオクシデンタル・グリルを訪れたときも、ライス前国務長官が食事をしていたそうです。ここで食事をすれば、有名人に会う可能性も大なのかも!ワシントンに旅行に行ったときは、立ち寄ってみたいな。


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2010年09月20日

暑さ寒さも


19日付けジャパンタイムズに寄せたRojer Pulvers氏のコラムより

タイトルは
Summer's heat is spent, the leaves are about to turn, an equinox nears

と、秋分の日を前にして季節の移り変わりを題材にしたコラムです。

まずは、「暑さ寒さも彼岸まで」 これをパルバース氏は下記のように英訳していました。

直訳
The heat and the cold last (only) up to the equinoxes,"

equinoxes
と複数形にしていますね。春分と秋分の二つを指しているのですからね。でも、自分で訳そうとすると、忘れて単数にしてしまうかも。

そして、この意味するところも、英訳してくれました。

...whatever is trying and hard to bear will eventually come to an end.

(どんなつらいことにも、どんな耐えがたいことにも、必ず終わりはやってくる)

そうかあ、文字通り季節の移り変わりにしか、使っていない諺だったけど、言われてみれば、こういう深い意味があったのね。

ところで、

trying
: (形)苦しい、・・・にこたえる、<人が>しゃくにさわる

こんな意味があるんですね。

今年の記録的暑さについては、このように表現していました。

This year's summer, which has been far and away the hotteset since records began to be kept in Japan in 1898, was exasperating;

(今年の夏は尋常ではなかった。実際、日本で統計を取り始めた1898年以来、突出して最も暑いものだった)

最上級を強調するときは、by farなんていうのがありましたが、far and away
というのもありなんですね。

exasperateは、度々目にするのですが、まだ、意味が把握できていない。「(耐えがたいほど激しく人を)怒らせる」が元の意味なんですね。今年の夏の暑さとセットで、覚えておこうっと。(でも、暑さ好きの私は、この暑さ大歓迎で、「怒り」とは正反対だけど…)

さて、その暑さも彼岸まで、ということで、

For Japanese poets, the poignancy of autumn has been an obsession. I though it fitting now, on the eve of the equinox, to offer some cool, if wistful, respite in the form of haiku.

(日本の詩人たちにとって秋とワビの心は切っても切り離せないものである。この秋分の夜に、感傷的になって、俳句の形で一服の清涼剤を提供するのもふさわしいかもしれない)

poignantは訳がむずかしいです。辞書では「痛切さ、鋭さ、感動」 秋への感動の心といえば、物悲しさ、ワビの精神かなあと思い、そう意訳してみました。

この後、巨匠たちの秋の俳句を英語で紹介しています。私にとって、へぇ〜という感動を覚えたのが、正岡子規の有名な「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」 ますは、パルバース氏の英訳

Eat a persimmon/ And the bell will toll/ At Horyuji

the bell will toll
willが使われているのは意外でした。柿を食べれば、それと連動して、いつも鐘が鳴る、そんなとらえ方なのかなあ。私は、一回きりの行為だと思っていました。たまたま、柿を食べていたら、鐘が聞こえてきた、と。でも、英語の場合、過去形にすると、臨場感もなくなるかあ。

さて、この俳句、何を言いたいか、考えたことありました?私、ありませんでした。パルバース氏に教えてもらいました。

The tolling of the temple bell is a potent symbol, going back 1,000 years and resonant of the transience of life.

(法隆寺の鐘の音は、1000年という歳月を感じさせ、命の移り変わりの共鳴という強い象徴となる)

子規は柿を食べながら、聖徳太子の時代と、それから今に至るまでの移り変わりに思いを馳せていたのね。そして病弱だった彼のことだから、自分の人生のはかなさまで詠まれているのかな。そんな深い句だったんだあ…

と、こんなかんじで、有名な秋の句がいくつか紹介されていました。そして、もう一度、タイトルを確認すると、

Summer's heat is spent, the leaves are about to turn, an equinox nears

しっかり、575の音節を保って、俳句風になっているんですね。

では、私も575を守って訳を試みます。

(猛暑去り 葉色づくや 彼岸来る)

ps
たぶん、季重なりなのかな。俳句をなさる方、お許しを!


posted by Monterey at 22:45| Comment(2) | Japan Times | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする